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不幸か幸いか、丁度チャイムが鳴る。
伊織はささっと自分の席に戻っていった。
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授業が終わり、昼休み。私は急ぎ足で教室をでた。
伊織とおしゃべりしながら食べていられる空気ではない。はやく食堂に行って、はやく食べて、はやく図書室にいこう。
からあげを注文し、空いている席に座る。
一つに大きいからあげを口にいれ、歯で噛んでいく。すると、噛んだところから次から次へと肉汁が溢れてくる。
って、食リポしてる場合じゃない。はやく食べないと！
そうして、もう一つのからあげを口に入れた瞬間＿＿＿＿
「A、席が見つからねえからここ座っていいか？」
後ろを振り返ると、そばを持った轟くんがいた。
「ひひひょ」
いいよ、と言ったのだが、からあげのせいで上手く言えなかった。
「…はは、Aハムスターみてえになってるぞ」
クスっと轟くんは笑った。
初めて笑っている轟くんを見て嬉しいのだが、それ以上に恥ずかしくて顔が赤くなっていくのが自分でわかった。
「今度はタコみてえ」
「…っ」
揶揄われている気がして、早くここを去ろうと急いで食べた。
「ご馳走様！！席どうぞ！」
「お」
お盆を持ち、帰ろうとすると腕がつかまれる。
「俺が食べ終わるまでいてくれないか？」
「っや、やめとく！うわあ」
腕を振りはらったのが原因か、お盆を落としそうになる。お皿だけは割ってはいけないと、自分はこける覚悟で宙に舞うお盆をとる。
衝撃に耐えようと身構えていると
「っぶね！」
背中に温かいぬくもりがあるだけだった。
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ゆのん(プロフ) - 410点でクラス10位ってどんだけ頭いいクラスなんだ、と思ってしまいました。とても面白かったです。 (3月19日 21時) (
レス) @page2 id: 9b31ba286d (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 真昼さん» 続いています！まあ、もうすぐ完結の予定ですが (2022年2月27日 18時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - これって更新続いていますか？ (2022年2月27日 18時) (レス) @page38 id: 77d92c6539 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» この三人の関係は複雑ですよね。ちゃんと書けているか不安でしたので、そう言って頂き嬉しいです！本当にありがとうございます！頑張ります！ (2022年1月31日 16時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - なんか、むずがゆいですね…（言い方）でも、めっちゃ可愛いです！更新頑張って下さい！ (2022年1月31日 12時) (レス) @page21 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かほ | 作成日時：2022年1月14日 23時
