43 ページ6
．
新幹線に乗り、東京の保須に向かっていた。
窓の外を眺めていても、その景色は白黒だった。
「……」
ふとして浮かび上がるのは、大好きな姉の笑顔だけ。
．
数日経ち夜のパトロール中、スマホのバイブが鳴った。
こんな時間に誰だ？と思いつつも開くと、緑谷からで送られたのはここ付近の位置情報のみ。
親父がなんか言ってるがそんな場合じゃねえ
「友達が、ピンチかもしれねえ」
俺に友達ができるとはな…
これも、姉さんと緑谷のおかげだろう。
．
『荼毘さんは、好きな食べ物とかってあります？』
私がそう質問すると、荼毘さんは黙って考え始めた。
「…特にねえな」
そこまで言っといてないんかい、とツッコミたくなった。いや、正しくはもうツッコんでいるのだが…
『私はお茶好きなんですよ、紅茶とかレモンティーとか、なんでも』
「食べ物というよりかは、飲み物だろ」
『食べ物だったらケーキかクッキー』
「お菓子かよ」
『お菓子で悪かったですね』
って、私たちはこんな会話をしながら普通に道路を歩いていた。
すると、ある大きいテレビから「速報」という見出しでニュースが流れた。
《ヒーロー殺しが現No.2ヒーロー、エンデヴァーの活躍により捕まりました＿＿＿》
ヒーロー殺し…？聞き覚えがあるような、ないようなむず痒い気持ちだ。
へーエンデヴァーが捕まえたのか…
これが、市民が録ったヒーロー殺しの映像です、と言われテレビに写った。
《俺を殺していいのは本物のヒーロー、オールマイトだけだ！》
そう言い途切れた。
すると、荼毘さんが私の手を握り
「行くぞ」
とだけ言い、引っ張られる。
いや、どこに
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かほ(プロフ) - 冷燈（れいひ）さん» ありがとうございます！！更新できるかわかりませんが…頑張ります。 (2021年12月20日 5時) (
レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - 推しの燈矢がマジでやばかった（鼻血）神作品をありがとう!! (2021年12月20日 4時) (レス) @page16 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - ミントミアさん» コメントありがとうございます！ドキドキしてもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年11月20日 8時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
ミントミア - 続編更新おめでとうございます！もう読んでいるだけで、ドキドキしてしまいました！更新頑張って下さい！ (2021年11月20日 0時) (レス) @page5 id: dd9b1ad833 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かほ | 作成日時：2021年11月13日 23時
