13人のいろんなハナシ (ページ4)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,920 hit

スニョンと私の関係ページ4

「え、あの、ちょっと…え？？」

『……………』

きっと今、私の頭の中は激しく渦巻いている

「…スニョン？どしたの……？スニョ…」

『うるひゃい』

………は？うるひゃい？……なんだそりゃ

「…スニョン、全然呂律回ってないから。あととりあえずどいてくれない？」

『……イヤ』

「え、…イヤって言われても……」

宅飲みしようぜー！っていつもみたいにバカ高いテンションで引っ越したばかりの我が城に乗り込んできた幼なじみのクォン・スニョン

…認めたくないけど、私の好きな人でもある

関係性が崩れるのが恐くて、この想いは打ち明けないままオトナになろうと心に決めていた

……なのに

「スニョン！どいて！」

持ってきたお酒を飲みながら、いつも以上にベラベラ喋ってたスニョン

酔いが回るのもあっという間だったみたい

『何で？イヤなもんはイヤ』

何故だか私は押し倒されるような体勢になっていて、天井へ向かう目線の途中には頬が染まったスニョンの顔

「もう！酔っ払い！離しなさい！」

『イヤだもんね～』

イタズラっ子みたいに笑うスニョン

あ、私が好きな笑い方…

ふとそう思い始めると、スニョンに触れられているところが急に熱く感じる

『A～？』

スニョンは酔っ払ってただふざけてるだけ。ただそれだけのことなのに…

『………A？』

「………っ…」

なんで涙が出そうになるんだろう