僕らの秘密が【Fischer's モトキ】

4･今日のセカンダリ【車内】 ページ4

カメラの回る中、いつもならすぐ起きてしまうマサイも、静かに寝息をあげていた

窓に腕をつきながら頭を支え寝るその姿は、さながらモデルのよう

『マサイ珍しいね』

ンダホ｢そーだね｣

マサイの寝顔を撮れるのは初じゃないか？と内心喜びながらも、やっぱり小声である
ンダホと笑いあっていると、腕に触れていたモトキの温もりが、肩へと移動した

ンダホ｢アハハっ｣

『しー！』

ヤバ、と手を口に当てるンダホを他所に、目線は左肩に固定されていた
そこにモトキの頭があるのだ

ンダホ｢モトキとばしてたからねぇ。相当疲れてるんじゃない？｣

『しかもご飯まで作ってくれてたし、多分早起きしてたんだろうね』

ンダホ｢俺ら起きるの遅くて朝ごはん抜きがちだから、気を使ってくれたんだよ。多分｣

『ありがたいね』

ンダホ｢ありがたいね｣

シルクもマサイもモトキもンダホも、いつもお疲れ様。いつもありがとう

ンダホ｢それでは今日のセカンダリでした。せーの｣

ンダホ｢『アデュー』｣

ンダホが占めたあと、車が発進する
行きもそうだったが、結構遠くのアスレチックまで来ていたので、まだまだ家には着きそうにない

『ンダホー』

ンダホ｢なぁにー｣

『寝ていいかぁーい？』

ンダホ｢えぇ、俺喋り相手いないときついんだけど…まぁいいよ。おやすみ｣

おやすみ、そう返したあと眠りにつく。
モトキのおかげか、なんだかポカポカして直ぐに眠りについた




数日後のメインはアスレチック、セカンダリは皆の寝顔と

《はい。さっきね、アデューって言ったんですけども！何とAも寝ちゃったので、せっかくだし撮っていきたいと思います!!》

加えて俺の寝顔まで映されていた
(俺、寝顔変だから嫌だったんだけど)
画面上のンダホに腹が立つ。

ンダホ！覚えてろ〜明日ドッキリ仕掛けてやる！

5･仕返しドッキリ【吸血鬼ドッキリ】→←3･料理担当だしね【アスレチック】【車内】

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