17・ダイラタンシー【七夕】 ページ17
ブルーシートを設置し終わり、はじめさんの作業を手伝う。シルクを挟み、自然と流れ作業にうつった
バケツを受け取りブルーシートの上に流していく
足にまとわりついて何か変な気分だった
ふと玄関の方を見れば、モトキの靴が置いてある
おかしいな。朝から居ないからもう帰ったかと思ってたのに
シルクのスリッパでも履いてコンビニでも行っているのだろうか。モトキなら先輩に気を利かしてなんか買ってきたりしそうだしな
そう思ってたらお風呂場からシルクが顔を出す
バケツを受け取り、流していたらシルクが「モトキなら俺の部屋だぞ」と言ってきた
そんなにも顔に出てたのか、なんて思いながらも「何で?」と聞き返せば
『はっ?!熱?!』
シルク「そう熱。朝はじめさんが来た時に、珍しく起きてなかったから揺すったらアイツ、ごめん。って言ったんだよ。モトキがそんなこと言うからな、熱計らせたら案の定だ」
だから取り敢えず寝かしているらしい
まぁ、医者に見せるまで分からないが恐らく風邪のようだった
足首まで溜まってきた天の川がまとわりついた
はじめ「よし!撮影しよ!」
その言葉と共にはじめさんのカメラを設置する
玄関からと、リビングから、それとお風呂場からの三点撮影
一応みんな川の中に入っている
はじめ「こんにちは!ドクターァァァはじめだ!今日は七夕ということでコチラ!二年前のリベンジ!!!!!!いえーーーい!」
『いえーい!』
はじめ「今日は助手に手伝ってもらう!」
シルク「助手1号!Fischer'sシルクです!」
『助手2号!Aです!』
はじめ「ということで、今日はこの三人でやっていきます!では行こう!!!」
サクサクと進んでいく撮影
はじめさんが川の上を歩くと、ダイラタンシー現象で体が川の上に浮く。ここいちばんの盛り上がりを見せた
シルクもすげー!とはしゃいでいる。俺も昨日のことなんてすっかり忘れて、ふたりに負けず劣らずテンションが高かった
はじめ「ということで、計画は成功ということで!」
シルク「織姫と彦星様会えてるといいっすね」
はじめ「そうだ…そうだね!」
『はじめさん今忘れてませんでした…?』
はじめ「…………てへ。じゃあまた今度!!!じゃあな!」
本来の目的を忘れてまで楽しんだ撮影、片付けをしてたらノロノロと歩くモトキの姿
シルク「おーい大丈夫か?」
モトキ「……うん。今の所そんなに酷くないよ。はじめさんもすみません」
はじめさんを見つけ、モトキは頭を下げた
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友美桜(プロフ) - まなかさん» ありがとうございます(´˘`*)まちまちになってしまってますが頑張ります! (2018年1月7日 6時) (レス) id: 780399e946 (このIDを非表示/違反報告)
まなか - すごく面白いです! 更新頑張ってください^^* (2018年1月6日 10時) (レス) id: d753ca05a1 (このIDを非表示/違反報告)
友美桜(プロフ) - みかんさん» すみません。最近何かと忙しいくて更新できていません…。ですが、少しずつ書いているのでご安心ください。用事が一段落したらまた毎日更新出来るかと。ご迷惑おかけします。体調にも気をつけますね。ありがとうございますσ(´ω`*) (2017年10月11日 7時) (レス) id: 780399e946 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 少し早めに書いていただくと嬉しいですこれからも体調崩さずに頑張ってください! (2017年10月8日 8時) (レス) id: 3b59d20649 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと - 友美桜さん» いえいえ…!こちらこそ、失礼しました!イベント参加、全然迷惑じゃないです!むしろ嬉しいので、どうぞお気軽に…(●´ω`●) (2017年9月6日 12時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:友美桜 | 作成日時:2017年8月9日 2時