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日常 ページ2

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「おはよ〜。起きて〜」


智「ん〜…」









朝6時。同棲中の彼氏を起こすところから、私の一日はスタートする。




朝弱いともくんは、
起こしても起こしても起こしても起きひん。









「お仕事遅れるで〜」


智「…」


「ほら、体起こして」


智「ん〜…」


「寝ぐせやばいで笑」


智「…?」


「頭、触ってみ」


智「…!」


「な?早く起きて、頭かっこよくしよ!」


智「…」


「おはよう、ともくん」


智「……おはよう、Aちゃん」









私が頭を触る仕草をすると、真似して自分の頭触って、

思ったよりはねてた自分の髪の毛に、
ビックリしたような顔をする。









ほんまに、可愛くて、愛おしくて、たまらない。









私とともくんは幼なじみやけど、
昔はこんなに表情豊かじゃなかったから、、、



これでも、信じられないくらい、
昔とは変わったんやで。









ともくんも成長し続けてんねん。

スピードが、みんなよりちょっとゆっくりなだけ。









それに、同棲を始めてからは、

私がおはようともくんって言うと、
自分はおはようAちゃんって言わなあかんって、

ルーティーンとして覚えてくれてん。



数少ない、ともくんとの会話。

私にとっては、宝物のような時間。









.









起き上がると、私は台所に戻って、
ともくんは洗面所で顔と手を洗う。




手を洗うのが大好きで、止めるとめっちゃ拗ねるから、自由に洗わせてる。




まぁ水道代は、バカにならへんけど。笑









「ともくん、来て来て!
見て?今日の卵焼きめっちゃ綺麗!」


智「…」


「何してんの?笑
今日は眠たい日なん?」


智「んん〜…」









洗面所から戻って来たともくんは、
私の肩に顔を埋めてブーブー言っとる。



眠い日はいつもこう。



調子良いとちゃうねんけどな〜









自分の気持ちを上手に話せないともくんは、
こうやって私に近づくことで、何かを伝えようとしてんねん。



今日は、ただただ眠いだけ。笑









智「おべんとう…」


「あ、お弁当詰めたい?
ええよ〜、手伝ってやぁ」









ともくん、お弁当をピッタリ詰めるのが大好きやから、
たまにこうやって手伝ってくれんねん。



ニコニコして、ほんまにかわいい。








「ありがとう。よし、ごはん食べよ!」


智「…よし」







私のよしを真似する姿も、
おかずを運ぶ姿も、

私だけが見れる、ともくんの可愛い一面。

2→←ともくん



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中間のんちゃん(プロフ) - 更新楽しみにしています。この後もう更新するご予定はありませんか? (2021年4月30日 23時) (レス) id: 2a1d60382d (このIDを非表示/違反報告)
しろちゃん - 流生さん» コメントありがとうございます。嬉しいです(^^) (2021年2月24日 15時) (レス) id: bc747e918a (このIDを非表示/違反報告)
流生 - 神ちゃん大好きなので嬉しいです。ライブも決まって、この作品をみてライブに行きたくなりました!! (2021年2月16日 18時) (レス) id: feb1796b63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろちゃん | 作成日時:2021年2月14日 23時

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