私日常 (ページ10)

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10話ページ10

ケイ視点

俺たちは職員室についたが、あることに気づいた

ケイ「鍵閉まってんじゃん…」

魔王「やっぱり…」

王「どうするの？まおー」

まおーは少し考えてから、「音楽室に行くぞ」と言って歩いて行った

え、俺たち置いていこうとしてる…？

ケイ「ちょっ、待ってまおー！」

王「置いてかないでよ！！」

魔王「あぁ？じゃあさっさっと来いよ」

俺たちは小走りでまおーに近づきまおーを盾にしながら歩いて行く

なんでまおーはこんなにも冷静なんだ？逆に怖いんだけど

なんて思いながら音楽室がある三階への階段についた

魔王「さてと…ケイ、王さま」

まおーがいきなり真剣な顔をしていた

こいつが真剣な顔をする時は、いつも嫌な予感がしている時だ

魔王「この幽霊騒ぎは、誰かによって行われたものだ…多分その犯人が音楽室にいる」

王「犯人？」

ケイ「誰かが校舎に侵入してるって事か」

そして、俺たちは音楽室に辿り着いた

ピリピリとした空気が流れ始める

まおーが扉に手をかけ勢いよく開けた

中にいたのは

ケイ「らーくん！？」

王「違う、らーくんだけじゃない…」

王さまがそういうと後ろから5人の柄の悪い奴らが出て来た

でも、うちの学校の制服を着ている
うちの生徒にこんな奴いたか？

不良1「さすが正義のヒーロー生徒会だ…」

不良2「俺たちの事忘れたとは言わせねーぜ？会長さんよぉ～！！」

こいつら、まおーに恨みでもあんのか？

しかし、とうのまおーは

魔王「誰だお前ら」

全く覚えてないようで…
不良達は、怒りが増えてしまったようで顔を赤くしていた

王「あ、思い出した」

不良3「ふっ忘れるわけねぇもんな！」

王「ほら、あれだよお前らの代わりに俺様達が生徒会になってやるとか言ってだ奴らだよ」

魔王「あー…退学にされた奴らか」

不良4「そうだ！！やっと思い出したか！！」

不良5「この恨みは一生忘れないぜ！」

つっても、そもそもお前らが勝手に来て先生に見つかり退学にされただけだし

俺たちは何もやってない

魔王「自業自得じゃね？」

不良2「違う！！」

魔王「まぁいいけど…らーくんをそろそろ離してくれない？別に力強くで奪ってもいいけど面倒だし」

まおーがそこまで言うと、一人の不良殴り掛かってきた

まおーは普通にかわし普通に殴り、不良は床に座り込んだ

え、まおー強くね？

王「え、まおー強っ」

魔王「るっせ！ほら片付いたぞ」

いつのまにか終わっていた

まおーって一体、何者？超人なんじゃね？