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翌日。
岩ちゃんの様子は相変わらずで、今日の撮影は中止になった。
なんか、昨日より悪くなってる気がする・・・。
咳も激しいし、すごく苦しそう。
だから、私は上野マネージャーを呼んで病院に連れて行ってもらった。
岩「ゲホッ・・・。あぁ・・・ゲホッ。」
「岩ちゃん・・・。」
院長さんによると、疲れからくるただの風邪だと診断された。
岩ちゃん、ここ最近忙しかったもんな〜。
帰りの車でも苦しそうにしていた岩ちゃん。
今日も1日私は岩ちゃんの看病をした。
すると、私のケータイが鳴り響いた。
広臣からだった。
広「A?岩ちゃん大丈夫か?」
「今日病院に行ったんだけどただの疲れから来る風邪だって。岩ちゃんすごい苦しそうにしてるの・・・。」
広「マジかよ・・・。とりあえず、岩ちゃんのこと頼むな?」
岩「ゲホッ!!・・・はぁ・・・ゲホッゲホッッッ・・・ぁあ!」
「ごめん、広臣!きるね!」
私は急いで岩ちゃんのベッドに急いだ。
「岩ちゃん!?大丈夫?苦しくない!?」
岩「・・・苦・・し・・・・。」
私は岩ちゃんの背中を優しくさすってあげた。
気持ちがいいのか、大分咳は収まってきたみたい。
「水持って来るね?」
岩「・・・いいよ。」
「え。でも・・・」
すると、岩ちゃんは私を抱きしめた。
岩「ごめん・・・しばらくこの状態でいてほしいんだ・・・。落ち着くんだ。」
「うん・・・」
私と岩ちゃんはしばらく密着した状況でいた。
岩「・・・色々ごめんね。迷惑ばっかりかけちゃって、でも明日にはちゃんと治すから」
「でも、無理だけはしちゃ駄目だよ?」
岩「うん。」
さっきよりなんだか岩ちゃんの顔色が大分良くなってきたみたい。
「岩ちゃん、顔色良くなってきてるよ!」
岩「そう?良かった。Aちゃんのおかげだよ〜。」
「そうか〜?」
岩「うん。じゃ、僕は寝るね!!」
「おやすみ!」
そうして、岩ちゃんはすぐに眠りに着いてしまった。
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時