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みんなが帰ってから1時間。
岩ちゃんはあれからすぐ寝てしまい、私は1人でボーっとしている。
すると、LINEの通知音が鳴った。
広臣今度、俺にもAが作った料理食わせろよな??
A岩ちゃんに先越されたからってヤキモチ妬いてるんでしょ?笑
広臣は!?違うし!!!
広臣は私が岩ちゃんに御粥を作ったって聞いてまた、ヤキモチ妬いたのかな?笑
まだ、私達付き合ってもいないのにね?笑
広臣は本当に素直じゃないんだから。
でも、そこがいいんだよね〜。
岩「・・・Aちゃん?」
「岩ちゃん?どうしたの?どっか具合でも悪いの?」
岩「ううん・・・ただAちゃんが嬉しそうだから何してるのかなって思って。また臣さん?」
岩ちゃんはおぼつかない足取りで私の隣に座った。
「広臣素直じゃないから面白くって笑」
岩「それ分かる。最近、真奈美さんに付きまとわれてない・・・?」
岩ちゃんは少し赤い頬をしながら、気にかけてくれた。
でも、これ言っちゃっていいのかな??
でも・・・・
「実はね。真奈美さん・・・広臣を騙してたみたいなの。それで昨日出て行ったみたい。」
岩「・・・・・え・・・じゃぁ、借金屋に追われてたのも・・・?」
「そうみたい。」
岩ちゃんは安堵の溜息をついた。
岩「そ・・・っか。良かった・・・・。」
岩ちゃんは、さっき直人さんからもらった袋を引っ張ってゼリーを手にとって食べ始めた。
岩「・・・はぁ。ごめんね。なんか。」
「え?別に岩ちゃんが謝ることじゃないよ!」
岩「・・・明日撮影大丈夫かな・・・。」
「気にしなくていいじゃん。ね?」
岩ちゃんは、「そうだね。」と言ってゼリーを頬張った。
岩「Aちゃんはさ・・・」
「ん・・・?」
岩「今でも臣さんのことが好き・・・?」
「なんで・・・?」
岩「・・・あ、ごめんなんでもないよ。」
「嘘だ〜〜!」
岩「じゃぁ、俺寝る・・・。」
ベッドに戻った岩ちゃんに、私は氷枕と冷えピタを代えてあげた。
にしても、さっきの岩ちゃんどうしたんだろう?
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時