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広「楽しみだな。」
「うん。」
今日は念願のドレス選び。
タクシーに乗って事前に予約した店へと急いだ。
店の中に入ってみると店員さんが悲鳴をあげながら「結婚おめでとうございます」って目を輝かせながらむかえてくれた。
店員さんのアドバイスを参考にしながらドレスを選んでいると、
広「これ、Aにピッタリじゃない?」
そういって、私に合わせてきた。
さすが、元アパレル店員だけある。
今まで合わせたドレスの中で1番しっくり来た。
店「さすが、登坂さんですね!」
広「Aの事を第一に考えて選んでみたんです。」
店「さっすが!」
店「じゃぁ、着替えましょう!登坂さんはタキシード選んできてください。」
そういって私は更衣室に連れて行かれた。
店「じゃ、早速着せちゃうね。」
そういって、店員さんは真剣に私にドレスを着せてくれた。
店「はい。終わったよ!鏡見て!」
うわ・・・このドレスすごく綺麗。
白がメインで、ちょっとピンクの薔薇が散らばっている感じ。
店「登坂さん呼んで来ますね?」
「え!?あ!!」
暫くすると店員さんとタキシード姿の広臣が入ってきた。
広「・・・綺麗。」
広「やっぱりこれが1番Aに似合ってる。」
私はだんだん恥ずかしくなって下を向く。
顔が熱い。
広「似合うんだから自信持てって笑」
「だって・・・恥ずかしいんだもん!」
広臣のタキシード姿もかっこよくってどうにかなっちゃいそうだった。
広「無事に決まってよかったな。」
「う・・うん。」
広「なにまだ緊張してんの?」
そういって私の顔を覗き込んでくる。
「・・・広臣のタキシードもかっこよかったなって。」
広「たまにはいいこと言うじゃん?」
そういって、私の頭を優しく撫でてきた広臣。
「結婚式・・・楽しみだね。」
広「だな。」
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時