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広「俺と結婚してくれませんか?」
しばらくの間私は頭が真っ白になった。
結婚?
しばらくの間沈黙が流れる。
広臣は少し困った顔をしながら私の顔を見つめてくる。
広臣・・・ここまで頑張ってくれてたんだね?
嬉しい。
「・・・私と結婚してください。」
広臣は余程嬉しいのか泣きそうな顔を我慢して私の薬指に指輪をはめてくれた。
広「よかった・・・ピッタリだ。」
「広臣ありがとう。幸せな誕生日になったよ?今日から私達は恋人じゃなくて夫婦になるんだね。」
広「そうだな。その前にろうそく消そう!」
私は勢いよくろうそくの火を一気に吹き消した。
そして、ケーキを食べて2人で後片付けをして。
「そういえば、これ。広臣に。出来上がったら渡すって約束してたやつだよ?」
そういって、私の写真集を手渡した。
受け取った広臣の左手の薬指にも私と同じ指輪がはめられている。
私達、本当に結婚したんだ。
広「うわ〜こんな写真世の中の男性にも行き渡るって考えるとなんか、無理だわ。」
「しょうがないよ。」
広「だってさ・・・Aは俺のもんだし?」
なんて頬を赤くしながら言ってくる広臣が可愛くてたまらなかった。
広臣は写真集を見るのをやめて私の隣に座った。
広「これからはAのこと守ってやるからな?」
「当たり前でしょ笑?」
広「Aのこと傷つけた分、大事にするから。」
真剣な眼差しで私と向き合う広臣はすごくかっこよかった。
広「改めてこんなこと言うのめっちゃ恥ずかしい。」
って、自分の髪をいじる広臣。
「今日は本当にありがとう。すごく幸せな誕生日だったよ?」
そういって、私は広臣に勢いよく抱きついた。
広臣は驚いてたけどすぐに受け止めてくれた。
広「なんだよ・・苦しいだろ!!」
「いいじゃん!今はこうしてたいの!」
広「覚えとけよ〜?」
広臣ありがとう。
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時