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「ただいま〜。」






広「おかえり〜!」









家に帰ると机の上が豪華な料理ばかりだった。









それに、広臣はなんか分からないけど変な帽子かぶってるし?笑









「これ、広臣が全部セッティングしたの?」









広「俺以外に誰がいるの?」









私のために仕事終わりにここまでしてくれるなんて、思いもしなくて嬉しかった。









広「今日の主役はここに座ってて?」









広臣が一瞬だけ王子様に見えた。









私は感動しっぱなしであたりをキョロキョロ見渡す。









広「じゃ、食べるか。俺動きすぎて腹減ったし。ワインも買ってきたからさ。」









準備もよろしいことで笑









そして、2人して机のうえにある料理をつついて食べた。









どれも美味しくて箸が止まらなかった。









広「美味いだろ〜?」









「うん・・・幸せ。広臣も料理のセンスあるね?」









広「いや、料理なんてまともにしたことないけど、頑張ったんだからな。残すなよ?」









嘘でしょ、こんなにも嬉しいことなんてないよ。









私のために頑張ってくれたの?









「残すわけないじゃん。こんなに作ってもらって・・・。」









あっという間に綺麗に片付いた料理たち。









しばらくすると、広臣はケーキを私の前においた。









そのケーキには私の顔をモチーフにしたキャラクターがチョコペンで描かれていた。









これも、広臣がオーダーメイドしたらしいけど・・・









こんな幸せな誕生日ってある?









ケーキの上に指されたろうそくに火をつける広臣。









電気を暗くすると、広臣が私のために「Happy Birth Day to you」を歌ってくれた。









私はろうそくを吹き消そうとすると、広臣が止めてきた。









広「その前に聞いてほしいことがある。いい?」









「うん・・・?」









すると、広臣はポケットから小さな箱を取り出した。









広「俺からのプレゼントだと思って受け取ってほしいんだ。」









私はその小さな箱をそっとあけてみた。









そこにはシルバーの指輪が入っていた。








「え・・?」









広「俺と結婚してくれませんか?」

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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時

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