177 広臣 ページ30
翌日。
Aを見送ってから事務所まで向かった。
どうせ、みんなにいじられるんだろうなって考えながら笑
やっぱり、事務所に着くとみんなが興味心身に目を光らせていた。
「無事Aと付き合うことになりました。みんな、協力してくれてありがとうございました。」
隆「臣良かったな!!」
健「おめでと臣ちゃん!」
E「おめでと。」
直人「じゃぁ、みんなでお祝いしようよ!Aちゃんもいれてさ!!」
直己「いいねそれ!!」
その提案にみんなが喜んだ。
すると、ちょっと気まずそうに現われた岩ちゃん。
岩「臣さん、おめでとうございます!今度こそAちゃんのこと守ってあげるんですよ??じゃなきゃ、僕がもらっちゃいますから!」
「分かってるって。岩ちゃん・・・ありがとな?」
俺は岩ちゃんを強く抱きしめた。
本当は羨ましいって思ってるだろうに素直に俺の事応援してくれる可愛くて頼もしい後輩だ。
健「岩ちゃんも、Aちゃん以上にいい人が見つかるとええね?」
岩「それはどうでしょう?Aちゃんみたいな人、滅多にいないですもんね・・・笑」
E「確かに。珍しいくらいだもん。」
マ「じゃ、打ち合わせに移りましょうか〜!」
今日は新曲のMVの衣装の打ち合わせ。
それから音楽番組の打ち合わせからのボイスレッスン。
今日は久しぶりにハードなスケジュールだな。
でも気持ちの中もスッキリしたし今日からは楽しく仕事ができそう。
隆「臣〜」
隆二は両手にジュースを持ちながら俺の所に駆け寄ってきた。
「おお、隆二。」
隆「ほら、これ。ボイスレッスン頑張ろうな?」
「サンキュ。」
隆二からはなぜかオロナインCをもらった。
隆「にしても無事に成功してよかった。」
「ああ。」
隆「幸せになれよ?」
「そりゃもちろん。隆二、今まで本当にありがとな?」
隆「そんな、お礼されるようなことなんかしてないって!そんなしょっぱい顔するなよ!」
今度は俺がみんなを支えなきゃだな。
ありがとう、みんな。
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時