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広臣はそのまま話を続けた。
広「でもな・・・これだけは言わせて欲しい。」
「うん。」
広「・・・最低かもしれないけど、俺は・・・Aの事が好き。Aじゃなきゃ駄目なんだ。本当に自分勝手かもしれない、それは分かってるんだ!でも、やっぱり諦めるなんて出来なかった・・・ごめん。」
広臣・・・
「何謝ってるのよ?私も広臣の事ずっと好きだよ?もちろん今も。私もね、広臣に謝らなきゃいけないことがあるの・・・最低だけど聞いてくれない?」
広臣は、目を丸くしながら頷いてくれた。
「私、1回広臣の告白を断ったじゃない?あれ、実は嘘なの・・・本当は素直に受け止めたかった。でもね・・・私は自ら逃げたの・・・。辛い思いをしたくないからって。ごめんね?ほんとは、広臣のことが大好きだったんだよ?」
私はこれでもかというくらい涙を流した。
広「・・・ごめんな?A。」
「ううん・・・でも広臣が・・・ちゃんと私の所に戻ってきて私は嬉しいよ?」
広「俺も。Aがちゃんと待っててくれて嬉しい。」
やっと広臣が笑ってくれた。
きっと緊張してたんだろうな。
広「俺と・・・付き合ってくれませんか?」
そういって広臣は深く私にお辞儀をしてきたから、
私は思いっきり広臣を抱きしめた。
「・・・私と付き合ってください!!」
すると、周りのお客さんが私たちに向けて拍手をしてくれた。
広「ちょ・・・恥ずかしいだろ!?」
「いいじゃん!!!」
それから、会計を済ませて広臣の家に向かった。
「これで、もう私たちはただの幼馴染じゃなくてカップルになるんだね?」
広「だな。ごめんな、待たせて。」
「ううん。辛いこともあったけど、そういう思いをしたからこそ今すっごく幸せだよ!」
すると、広臣は私の事を強く抱きしめてきた。
「広・・?」
気がつけば広臣の唇と私の唇が重なっていた。
すると、
広「A?」
「ん?」
広「・・・愛して・・・る////」
「私も愛してるよ?」
広臣大好き。
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時