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その日の帰り道。
広臣のマネージャーの車に乗せられた私。
隣にはもちろん広臣。
広「にしてもAのケーキはマジで美味かったな〜。」
「ありがと。」
さっきから広臣の様子がおかしい。
なんかボーっとしてる。
熱でもあるのかな。
私は広臣のおでこに自分の手をあててみた。
広「どうしたんだよ。」
「いや、広臣さっきから元気ないな〜って思ってさ?熱でもあるのかなって。でも、そこまで熱くないし。」
広「俺は元気だって!笑」
それならよかった。
広臣のマネージャーの車を降りて自分の部屋に戻る。
そういえば、さっき広臣と岩ちゃんは何を話してたんだろう?
今更になってすごく気になってきた。
でも、私の感だと・・・
この間私が岩ちゃんのことを振った話なような気もしてきた・・・
だから、さっき広臣の様子がおかしかったのかな・・・
「なわけないない!!!」
私は頭を横に振って缶ビールを飲んだ。
私はケータイに手を伸ばして久しぶりにインスタを開いてみた。
フォローしている人たちの投稿した写真を見ていると、広臣が投稿した写真を見つけた。
そこには、今日私と三代目のみんなで撮った写真を投稿していた。
ちゃっかり私にもタグをつけてくれていた。
広”今日は俺の幼馴染が俺たちのためにケーキを作ってくれました。本当に美味しくて、こんなに 幸せを感じたのは久々だったな〜。8周年目も俺たちらしく突っ走ります!A、ありがと
な!”
私は自然と笑みがこぼれた。
なんだか嬉しくて広臣のインスタにコメントした。
”たまには嬉しいこと言うじゃん!!この野郎”
岩ちゃんも隆二も健二郎も直人さんも直己さんもELLYもみんな同じ写真を投稿していた。
だから私も便乗して同じ写真を投稿した。
やっぱり頑張ってよかったな!!
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時