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岩ちゃんに告白されて3日。
あれから、岩ちゃんとは普通にLINEで毎日話すようになった。
今日は11月5日。
私が楽屋でボーっとしていると、
上「あと5日ね!!今のAなら分かるでしょ?」
あと5日?
暫く考え込んでいると、
あ、そうか。
三代目がデビューしてから7年という記念日だ。
「分かります。」
上「さすが、臣の幼馴染ね!」
7周年ね・・・
三代目のみんなにはすごくお世話にもなってるし、内緒でケーキでも作ろうかな?
すごく大きい。
実は、私パティシエの資格持ってたりするし。
よし。
家に帰ったらすぐにスケッチブックを取り出してデザインを書き込んでいく。
「う〜ん・・・なんかしっくり来ないな〜・・・」
書いては消しての繰り返しで、中々うまくいかなかった。
やっと、デザインが完成したと思ったらもう夜中の3時過ぎ。
ちょっと、頑張りすぎちゃったな?
みんな、喜んでもらえるといいな。
翌日、私は仕事終わりに広臣に電話をかけてみた。
広臣は運良く電話に出てくれた。
「あのさ、10日の日って何時ごろみんな予定合いそう?」
広「え、なんで?」
「なんだっていいでしょ!!笑」
広「え〜?6時からならみんな合うけど?」
「じゃ、6時半にさそっち行くからみんなにも伝えといて!じゃ、忙しいから切るね!」
広臣はまだ何か言いたそうだったけど、電話を切って上野マネージャーの車に乗り込んだ。
上「臣と?」
「まぁ・・はい。」
上「じゃ、行きましょか〜!」
「あ、上野マネージャー。」
上「なに?」
「10日の日6時半くらいに三代目の事務所まで送ってもらっても平気ですか?」
上「え〜〜?なんでよ!」
私が三代目の7周年のためのケーキを持っていくって言うと上野マネージャーは半べそをかきながら、
上「ずるいよ〜〜〜そういうときに私を使いやがって〜〜〜!」
って、やけくそになっていた。
どうか成功しますように。
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時