160 岩田 ページ13
あれから色々考えてみた。
僕は臣さんもAちゃんのことも傷つけたくない。
だから、臣さんや他のメンバーには秘密でAちゃんと2人きりで話がしたい。
そこで、僕はAちゃんに気持ちを伝えてから臣さんに正直に言えば丸く収まる気がする。
そうすれば誰一人傷つかずに終われる気がするんだ。
僕はすぐに行きつけのレストランに電話をかけて予約をした。
あいにく、明日しか空きがないというもんだから、明日予約を入れた。
Aちゃん、明日大丈夫だといいな。
今日のトレーニングが終ると、誰もいなくなったことを確認してトレーニング室でAちゃんに電話を3回かけてみたけど応答がなかった。
そりゃ、そっか。
あっちも忙しいもんね。
トレーニング室から出ると、臣さんがいた。
広「岩ちゃん中々来ないと思ったらまだトレーニングしてたんだ?」
「うん。なんか、追い込みたい気分なんですよ〜」
広「岩ちゃん・・・無理だけはすんじゃないよ?」
「分かってますって!!」
そして、今日の日程が全て終了し楽屋に戻ると俺のポケットが振動した。
Aちゃんからだ。
僕は急ぎ足で今は誰も使っていない個室に移動してケータイを耳に当てた。
運良く、Aちゃんも明日は早いみたい。
恐る恐る、楽屋に戻ると、
健「電話誰からやったん?」
「母さん。」
E「にしても、めっちゃ慌ててたじゃん笑」
広「大事な話でもあったんじゃないか?な、岩ちゃん?」
「臣さんの言うとおりです。」
ごめんなさい、今めちゃくちゃ嘘ついてます。
でも、今回だけは許してやってください笑
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時