158 岩田 ページ11
映画の撮影が終わっても、このモヤモヤした気持ちが治まる気配がない。
だめだ・・・
Aちゃんには臣さんがいるじゃないか。
そんなの分かってるのに。
隆「岩ちゃん最近悩み事でもあるの?最近ずーっと渋い顔してるじゃん!」
「疲れが顔に出てますか?ごめんなさい!」
広「いつもの岩ちゃんじゃないじゃん!どうかしたん?」
臣さんにはもっと言えるわけがない・・・
「大丈夫ですよ〜!!」
健「ほんとか〜?」
直人「岩ちゃんも恋の悩みでもあんじゃないの〜?」
「いや、違いますって!それだけはありません!!笑」
直人さんに痛いところつかれた・・・・
広「いいじゃんいいじゃん、恋の悩みなら俺が聞くよ!!」
・・・臣さんに1番聞かれたくない恋の悩みなんですよ・・・なんてね。
「恋の悩みなんてありませんから!!」
すると、僕の隣にいるであろう隆二さんが、僕の肩を抱いて
隆「ちょっと、岩ちゃんいい?」
といい、隆二さんに人気のない場所に連れて行かれた。
え・・・なんですか。
隆「ほんとは恋の悩みでもあるんじゃないの〜?俺だけでもいいから教えてよ!」
隆二さんは少し勘付いてたのかもしれない、さすがだわ・・・笑
「僕・・・知らぬ間にAちゃんのこと・・・好きなんだって気づいてしまったんです。でも、臣さんには言えなくて・・・。」
隆「やっぱり?そっかぁ。でもさ、好きになっちゃったもんはしょうがないもんね。」
・・・・。
「でもやっぱり臣さんには言ったほうがいいですよね?」
隆「自分が言わなきゃって思うなら言ったほうがいいんじゃない?」
「そうですよね・・・。」
隆「でも、Aちゃんの取り合いとかで揉めあいになったら許さないからね?」
「分かってますよ〜」
隆二さんは快く受け入れてくれた。
でも、どのタイミングで臣さんに言うべきなんだろう・・・
・・・ていうかこの恋は実らない気がするよ・・・・
だって僕のほうが不利だから。
でも、気持ちだけは伝えようって思ってるんだ。
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作者名:うさぽん | 作成日時:2017年10月7日 21時