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◇4 ページ4

『…え、あ、あの!お名前聞いてもいいですか?』

「…めんど。永瀬ですけど。」


待って、今この人めんどって言った??

今まで人付き合いとかあんましたことない私だけど、この人感じ悪いのは伝わってくるよ?




『…あ、下の名前は?』

「…聞いてどうするん?」

『どうって…。下の名前で呼びたいから。』

「…廉。」

『改めてよろしくね!廉くん!』

「…廉でええよ。よろしく。」





そう言うとその人はバックから本を取り出し、読み始めてしまった。











いや待って。かっこいいのは認めるよ?
でもさ、私がこんな明るく話してるのに、
あの冷たさは何?



でも廉で良いって言ってくれたってことは…
少しだけ信じてもいいんだよね?





横目でそっと隣を見る。

やっぱり綺麗な顔だ。

怖すぎるけど。


でも私はやっぱり「友達」が欲しいから、
諦めずに話しかけようと思った。

◇5→←◇3



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作者名:べ に 子 | 作成日時:2019年3月11日 19時

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