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47話-sho.side- ページ47
見覚えのあるものを出てきたA。
それは俺が確かにあの子にあげたリップだった。
『A、俺本当にAに感謝してる。あの時初めて、自分はひとりじゃないって実感することが出来た。本当にありがとう。』
A「こちらこそ、ありがとう。」
俺は実感する。
この世は偶然の連続だけどそれは必然的に起こるんだって。
廉がAに再び出会わせてくれた奇跡。
高3の時、たまたま俺が話しかけたっていう偶然。
それでまた出会うことになった必然。
俺の隣で泣いてるのは、紛れもなく、あの時出会った君で。
あの渋谷の繁華街で君を見た時、何かを感じたのはやっぱりこのせいなのかな。
紫「世界って狭っ。笑」
『そうだね!笑』
くすくす笑う君がとてつもなく愛おしい。
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作者名:べ に 子 | 作成日時:2018年12月19日 22時