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43話-sho.side- ページ43
家の中に入ると、なぜだか懐かしい香りがした。
『すごい綺麗なおうちだね！』
A｢ありがとう〜！｣
照れくさそうに笑うA。可愛すぎて抱き締めたくなった。
A｢これどうぞ！｣
そう言ってAが出してくれたのは温かいホットコーヒーだった。
『美味しい！！！』
A｢ほんとー？良かった！｣
本当に嬉しそうに笑うA。
こんなにも仲良くなれるなんて思ってなかった。俺も昔そうだったみたいに、Aもすごい人見知りだったから。
でも最近は本当に明るくなったなって思う。
その理由の一つに俺があればいいな、なんて。
A｢私、紫耀のこともっと知りたい。｣
真剣な目で見つめられるから、なんでも話したくなる。
『じゃあ、この前話してもらったから、俺も昔のこと話すわ。』
今まで誰にも言ったことない、過去の話を初めてAにすると決めた。
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作者名：べ に 子 | 作成日時：2018年12月19日 22時
