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32話-sho.side- ページ31
泣きながら話してくれた過去。
あの子があんな風に苦しんでるなんて知らなかった。
俺も1人だったから。
幼い時、両親が離婚して。母は俺と弟を育てるために毎日働いてくれた。
父親がいなくなったショックで友達と関わることが出来なくなってしまった。
学校では「つまらないやつ」と言われ、いじめられたこともあった。
そんな時だった。ジャニーさんにスカウトされたのは。
ジャニーズになってからは友達もできて、大好きなダンスを一生懸命練習して、充実した毎日を過ごせるようになった。
過去を振り返りながら歩いていると、遠くからでもはっきりとわかるスタイルの良い人がいた。
廉だ。
道で会うなんて滅多にないのに。
「廉!」
俺に気づいた廉は
何故か泣いていた。
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作者名:べ に 子 | 作成日時:2018年12月19日 22時