deepred miracle <sho.hirano> (ページ23)

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23話ページ23

神｢ごめん！Aちゃん、お待たせ。｣

ようやくファンの子たちから抜け出せたようで、6人が駆け寄ってきてくれた。

？｢かっわいい〜！｣

？｢これはほんとにびびる。｣

？｢芸能界入りできるだろ！｣

『いや、今来たところですから！大丈夫です。それより皆さんに自己紹介した方がいいですよね？』

私は廉と紫耀と神宮寺くん以外の3人を捉える。

マスクをしていてよくわからないけど、とりあえずかっこいいことは伝わってきた。

神｢してもらいたいのは山々なんだけど、お店入ってからにしようか。｣

そう言われ、歩き出した神宮寺くんについて行き、着いたのはオシャレなお店だった。

席に座る。私は廉の隣に座った。でも、廉はいつもと様子が違くて、

いつもならニコニコしながら聞いてくれるはずの私の話も冷たく返すだけだった。

斜め前には紫耀がいる。たまに目が合うとニコッとしてくれた。

神｢よし、じゃあAちゃん、海人、玄樹、岸くん自己紹介してください！｣

｢はいは〜い！じゃあ俺からね！｣

チャラくて可愛い声でそう言った彼はマスクを外し、自己紹介を始めた。