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22話 ページ22
『さっむ〜い！』
凍えるように寒い中待つ、彼らの姿。
そんなことを思いながら待っていると、
｢きゃーーーーー！！！！｣
女性の大きな悲鳴が聞こえた。
悲鳴の先にいたのは、彼らだった。
｢すみません！！Jrの頃からずっとファンで！握手してもらってもいいですか？｣
｢もちろんいいけど、手、冷たいよ〜？｣
｢全然大丈夫です！！！ありがとうございます！！｣
ファンにも優しいきんぷりさんたち。とにかくすごいことは分かっているけど、何がどうすごくてどうだということは知らない。
知るのが怖い。
自分とは全く別世界に住んでいる人だってことを突きつけられたくない。
そしたらまた1人になる。
少し前の私みたいに。
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作者名：べ に 子 | 作成日時：2018年12月19日 22時
