20話 ページ20
勇太お久しぶりー!メンバーのみんながAちゃんに会いたいって言ってるんだけど、明日暇?
今日は廉は大学に来なかった。
また普段通りの生活に戻ったかと思えば、神宮寺くんからこんなLINEが来ていた。
とっさに私は考える。
まず6人ものイケメンに囲まれたらわたしはもう息ができないし、ましてや男6人に女ひとりってどういうシチュエーション??
断ろうと思ったけど、廉と会ったあの時、紫耀と会ったあの時、プレゼントをもらったあの時、ドライブしたあの時。
その時その時を思い出すと、自分がとても幸せだったことに気づいた。
Aお久しぶりです。明日は暇なので、良ければご一緒させてください!
気づけば私はそう返事をしていた。
さあて、明日は何を着ていこうかな。
タンスへ向かおうとした時、
「じゃあ今度会う時はその服着てきてね!」
無邪気な笑顔でそう言った彼の顔を思い出した。
いつもなら30分はかかる服選びが
30秒で終わった。
93人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:べ に 子 | 作成日時:2018年12月19日 22時