取扱説明書 (QK)

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kochan





僕が少しオフィスに居なかった間に何が起こったのだろうか



疑問点1つ目

女の人が増えてること
それはまさかの有名な柊沢Aさん
東大王にも頭脳王にもっていうか前は沢山出てた気がする


疑問点2つ目

その柊沢さんが川上さんに懐いているということ
入って1週間くらいなのに 、凄いなあ



「 あの2人仲が良いよなあ 」



僕がみている後ろから伊沢さんが顔を覗かせている
勿論僕達が見ている先には撮影用のソファに並んで川 上さんと新しく入った柊沢さん



「 川上さん 、ここどう直せばいいんですかね 」


「 ああ ここは ─── 」



仲良いな 、柊沢さんはまだ川上さん 伊沢さんとしか会ったことないらしい 。
僕は今から挨拶に行っていいものか 、



「 あ、渡辺さん 。」



考えているうちに目の前には顔を近づけてきている彼女



「 へ！ え！あっ 渡辺さんです、 」



何を言ってるんだろう僕は 、後ろにいた伊沢さんも ぐふっ なんて言って笑っている



「 お会いしたかったです、はじめまして 柊沢Aです 」


「 は、はじめまして 渡辺航平です 」


「 私渡辺さんより2つ下なので 気軽に呼んでもらって構いませんよ 」


「 あっ、それじゃあ僕のことも気軽こうちゃんとかで呼んでね 」



彼女は微笑むとぽっけからひとつの飴玉を出してきた



「 これ 、飴です 」


「 ん？？ 」


「 飴玉なんです 」



いや 飴なのはわかる 、美味しいやつ
だけどえ？これはなんの意味だ



「 お近付きの印です 」


「 あっ、えありがとう 」



咄嗟のことにびっくりした、飴玉を初対面でくれる人なんて今までにはいなかったなあ



「 飴には集中力 思考力を回復したり向上させたりする効果があるんです 」



そう言うと微笑んで また川上さんの隣に座った


ああ この子は頭がいいんだ 気遣いもできる
けど少し不思議



でもそれが君の魅力なんだろう




川上さんは彼女の魅力に気がついているんだろう


僕も仲良くなれたらな







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