p 拾陸 ページ20
────────
この頃 誰かに見られてる気がするのは気の所為だろうか
大学にいてもどこからか視線を感じ、オフィスの行き帰りでは足音が着いてくる。
今も同じように 足音が着いてきている
ああ、誰かに相談すべきか？ でももうすぐオフィスに到着するところだし 、
ﾊﾟｼｯ
｢ … 誰！！｣
急に肩を叩かれ 後ろを振り向けばびっくりした顔をしている川上さんがいた
｢ や、俺だけど… 。どうかしたんですか ｣
｢ え、いやなんでもないです ｣
後ろからの足音は川上さんだったのか
とにかく今は考えないようにしよう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
｢ お疲れ様、あとは編集だけだしAちゃんはもう帰っても大丈夫だよ ｣
｢ 本当ですか？ならお先に失礼します。 伊沢さんも早く帰らないと疲れは取れませんよ ｣
｢ 俺もすぐ帰るよ、｣
そう呟き微笑んだ伊沢さんに会釈をしオフィスから出て歩き始めると、またいつも通り足音が着いてくる。早く帰ろうと思い早足で歩くと 同じように早足で着いてくる
ここまで来るとただのストーカーだ、早く誰かに相談しないと。
そう考えていると誰かに肩を掴まれた 、
｢ Aちゃん ｣
｢… 誰ですか ｣
後ろを振り向けば見たことの無い顔の男の人がこちらを見ている
｢ 誰って、覚えてるでしょ？去年 僕が定期を落とした時に笑顔で拾ってくれたでしょ？ その時から僕はAちゃんのことが好きだったんだ！｣
目の瞳孔が開いていて目線が合わない、腕には無数の注射痕 。この人は完全に中毒者だ
｢ 定期を拾ったのは覚えていますけど、ストーカーされるのは不快です ｣
｢ は？？何その態度、僕のAちゃんは明るくて笑顔が可愛くてお前みたいなのじゃない！！｣
私の言葉を聞くと男の人は目の前で狂ったように暴れ始めた。
｢ Aちゃんは僕のものでしょ？？ 一緒に帰ろう？？｣
｢ 嫌ですよ ｣
｢ 一緒に帰ってくれないなら…… ｣
言い終える前に男は地面に倒された
｢ え …… 川上さん ｣
横から来た川上さんに 。
────────
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠生(プロフ) - nanase777/ななせさん» コメントありがとうございます！訂正ありがとうございます！すみません！他の作品の苗字と混ざってしまってました！すぐ直します！ (2020年3月16日 20時) (
レス) id: 56b702d247 (このIDを非表示/違反報告)
nanase777/ななせ(プロフ) - 上から目線みたいな文面ですみません！ 更新頑張ってください！ (2020年3月16日 15時) (レス) id: f010767af0 (このIDを非表示/違反報告)
nanase777/ななせ(プロフ) - 面白い小説ありがとうございます！私のスマホの不具合だったら申し訳ないのですが、P零では苗字が柊沢なのにP参から咲倉になっています。 (2020年3月16日 15時) (レス) id: f010767af0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫苑 | 作成日時：2020年2月21日 15時
