取扱説明書 (QK)

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オフィスに来てすぐにAちゃんが体調悪そうなのは見てわかった、

マスクをしていて一見普通そうに見えるけど 目は虚ろだし 呼吸も乱れてる。



「 福良さん、Aちゃんの体調はどう？ 」


「 今寝たところ、熱は39度超えてて 伊沢が気づいてなかったらもっと酷くなってたかも 」


「 そっか、よかった。 」



目の前で寝ているAちゃんは、薬を飲んでちゃんと眠っている。



「 一応、三守さんが今日オフィス来る予定だったから、後で診てもらうことになってる。」


「 そっか、それは良かった 」




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「 んー 、疲労からきたものだと思う。でも少し前から風邪っぽい感じだったから悪化したって所かな。 」


「 ありがとう、三守さん。助かったよ 」


「 …… ん、伊沢さんに三守さん？ 」


「 Aちゃん、体調はどう？ 」


「 お陰様で、もう大丈夫です。」


「 しっかり体を休めてね、じゃあ伊沢 俺仕事あるから 後はよろしく。」


「 ありがとうございました 」



俺はAちゃんの方に体を向き直した



「 Aちゃん 」


「 はい 」


「 頑張るのはいいことだけど 体調管理がしっかりしてないのは駄目なこと 」


「 すみませんでした 」


「 っていっても俺が早く気付いてあげれば良かった、ごめんな 」


「 私の不注意ですから、体調が良くなり次第沢山頑張らせてもらいます 。」


「 そっか 、 ありがとう 」




「 伊沢さん、Aちゃん お粥作ったから食べよう！ 」


そう言いながら部屋に入ってきたのは須貝さん


「 少しは体調良くなったかな？ 」


須貝さんの後ろから顔を覗かせる山本


「 須貝さんと山本と僕の特製お粥だよ 」


笑いながら福良さんも続いてくる


Aちゃんが入ってくれてからより一層オフィスが明るい気がする、



「 その三人の作ったお粥不安なんだけど！！」


「 まあ、皆さんが作ってくださったんですから食べましょう ？」



Aちゃん 入ってくれて ありがとう 。





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