検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:14,517 hit

58 ページ25

厚「大将、本当に大丈夫なんだな?」


私「あぁ」


鶴丸「本当にすまなかった」


燭台切「鶴さん、悪いのは前任だよ。いや、人間…かな。…だから、そんなに気を落とさないでよ」


私「あぁ」


馬糞「主!大丈夫ですか?けがとか…」


私「あぁ」


馬糞「あぁ…?」


骨喰「まさか。…主。鯰尾のことは好きか?」


私「あぁ」


馬糞「えっ」


骨喰「…鯰尾のことは嫌いか?」


私「あぁ」


馬糞「えぇ…?」



薬研「大将…」



頬に軽い痛みが走った。



ぴくっと動き、私の思考は引き戻された。




私「な、なんだ。この私を叩くとはなんてやつだ」




私は真顔で薬研を見た。





薬研「なんてやつ、ってのは大将の方だぜ。俺っちたちは心配して声かけてるのに全部あぁで答えてる」





…?




そんなつもりはないのだが…。





私「まぁ…とりあえず腹が減ったな」




薬研「なにがとりあえずだなにが」




ぐりぐりとほおをつつかれる。




いらだったが放置しておいた。






…いや、眠いかな…。






燭台切「おまたせ、みんな。今日はお鍋だよ!全部種類が違うから、喧嘩せずに食べてね」




そう言って運ばれてきた鍋は、色とりどりだった。



私「悪くはない匂いだ」



薬研「嘘つけ。よだれ垂れてるぜ」



歌仙「主もこんな感じだし、早速いただこうか。」




愛染「手を併せてー!!」



刀「「「いただきます」」」




いただきます、そう心のなかで言う。



私の前に来た鍋は、うどんを細くして黄色に着色したようなものだった。


私「…なんだこれ」



箸で摘まみながら、言う。



厚「これ、らあめん、っていうらしいぜ?なかなかうまい」


食べながら厚は言い、一期に行儀を正されていた。




乱「主さんはもう食べた?あっちに、うどんの上に親子丼みたいな具をのせたやつがあったんだけど、すっごいおいしかったよ!」



私「そ、そうか。報告ご苦労」



まあなんとわちゃわちゃしたやつらだ。



うるさいと言うべきか賑やかだと言うべきかわからないが、楽しい、そう思えた。




らあめんを、一口。



すでに私は夢で会った誰かなど忘れていた。

59→←57



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ニャンコソバ3(プロフ) - 咲くやさん» ありがとうございます!!!違うアカですが本人です。更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2018年7月26日 8時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くて続きが気になります 更新頑張ってください。 (2018年7月26日 3時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
幸舞(プロフ) - 幸子さん» 返信、遅くなりました汗 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 20f1c47c0c (このIDを非表示/違反報告)
幸舞(プロフ) - 幸子さん» 楽しんでもらえてよかったです!ありがとうございます!!頑張ります笑 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 20f1c47c0c (このIDを非表示/違反報告)
幸子 - 今日初めて読んでついつい一気読みしちゃいました…刀剣乱舞についてあまり知らないのですが楽しめました(о´∀`о)Wi-Fiとの闘い頑張ってください!! (2018年6月24日 1時) (レス) id: f5f75bb811 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ニャンコソバ x他2人 | 作成日時:2018年6月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。