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むくりと起き上がる。
呆然と、宙を見て。
私が、見て、いない？
私自身の心に目を向けていないだと？
じゃあ私は誰だというんだ。
鼻で笑う。
笑ったはいいが無性に腹が立つ。
私「あぁ…」
水でも飲もうと立ち上がる。
頭をかいて、踏み出そうとしたら、腕をつかまれた。
めんどうくさい。
そんなことが一番に思い浮かびながらも、振り向く。
映ったのは、返り血を浴びた鶴丸だった。
…？あぁ、そうか。私は、鶴丸に殺されかけたんだっけ？
私「なんだ？その顔は。神らしくないな」
私は嫌味たらしく言ったつもりだが、鶴丸は全く表情を変えずに言った。
鶴丸「あ、主…。すまなかった…」
私を見上げた状態の鶴丸は、目尻に涙をためている。
私は、がしがしと頭をかいて、鶴丸の頭に手をおいた。
私「あーあーあー！お前がそんなんでどうする！私はそんななよなよ？しなしな？そんな感じのやつが嫌いなんだよ馬鹿！私は見ての通り元気だ！現代の童が見るらしいあにめのあんまん？くらいに元気だ！」
そう言って、私は鶴丸の頭をがくがくと揺らした。
鶴丸は無抵抗にがくがくされている。
あまりに無抵抗のため、私はしゃがみ、鶴丸の顔をのぞきこんだ。
私「…何か言えよ。私が独り言を言っているみたいじゃないか」
そういうと鶴丸は、顔を上げた。
鶴丸「…本当に大丈夫なのか？…その、精神的にとか…」
まだなよなよしてるのか。
私「精神？私の頭がおかしく見えるか？あとは飯でも食えば元通りだ。その前に、お前の服の汚れが気になるな」
鶴丸は、そうか、と引きつった笑みを浮かべた。
私「あ、そうだ」
いいことを思いついた。
狐火は、万能だったじゃないか。
手入れ部屋を燃やした時のように、鶴丸の服を燃やしてしまおう。
鶴丸を見ると、よくわかっていないようだったが(言ってないからあたりまえだが)、私はお構いなしに鶴丸に掌を向けた。
私「びびるなよ？」
私はにやりと口の端をあげる。
次の瞬間あたりは青く光った。
私「ほれ、終わり」
鶴丸「こ…これは驚いたな」
私「びびるな、って言ったぞ？」
鶴丸「君なぁ…」
それから、鶴丸は普通に戻った。
少々いらだつこともあるが、まぁ主としてうれしい限りだ。
一振りと一匹で大広間へ向かうと、心配の声やらなんやらで部屋は埋め尽くされた。
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ニャンコソバ3(プロフ) - 咲くやさん» ありがとうございます!!!違うアカですが本人です。更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2018年7月26日 8時) (
レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くて続きが気になります 更新頑張ってください。 (2018年7月26日 3時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
幸舞(プロフ) - 幸子さん» 返信、遅くなりました汗 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 20f1c47c0c (このIDを非表示/違反報告)
幸舞(プロフ) - 幸子さん» 楽しんでもらえてよかったです！ありがとうございます!!頑張ります笑 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 20f1c47c0c (このIDを非表示/違反報告)
幸子 - 今日初めて読んでついつい一気読みしちゃいました…刀剣乱舞についてあまり知らないのですが楽しめました(о´∀`о)Wi-Fiとの闘い頑張ってください!! (2018年6月24日 1時) (レス) id: f5f75bb811 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニャンコソバ x他2人 | 作成日時：2018年6月2日 23時
