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ここにいる刀『(ぴたっ)』



私は、その団結力というか?それに、驚いた。




だが、すぐに我に返り、言いたいことを言う。




私「えっと…だな。その…考えてほしいんだ。皆に。ここの本丸は他の本丸よりはるかにでかい。だが、これだけ同じ刀種…というか、同じ奴らがいたら、いろいろ問題も出てくるだろう。できるだけだが、望みは叶えてやるつもりだ。」





沈黙。それを、すぐに破ったのは、男どもとは少し違う、女のような声だった。




?「望み…って、ボクが、前いたボクに…錬結して…って言ったら、叶えてくれるの…?」




その声は、乱藤四郎だった。




空気が、冷たくなったり、軽くなったり。私は、ありのままに応えてやった。





私「あぁ、そうだな。お前らが望むのなら、叶えよう。」





乱「よかった…」





膝立ちをしていた乱藤四郎は、腰が抜けたようにすとんと座った。





私「乱藤四郎、お前は先に来た乱藤四郎に錬結。それが望みなんだな?」




乱「うっ…うんっ…!」




?「ちょ、ちょっと待てよ乱!俺たちとの記憶とかも…ちょっとは考え」



乱「知らないの?厚。錬結されたら、全部じゃないけど…ボクが大事だって。忘れたくないなっていう記憶はちゃんとあるんだよ。」




?「ちょっと待ってよ、ボク。そんなに、来た時間も変わらなくない?だから、ボクじゃなくったって…」




乱「でも…人間への憎しみとか忘れないようにも…」



私「あーあーあー、もう訳が分からないな。その話は、お前らだけでしてくれ。粟田口だけでも沢山いるんだ。兄弟たちとの記憶とかなんとか、あるんだろ?まぁ、そういうのもあるから、刀派や兄弟で集まって、決めてくれ。」





すると、しーんと静まり返り、皆、俯き気味だ。





私「ま、まぁ、そう落ち込むな。私たちには時間は腐るほどあるんだ。できるだけ早くしてほしいが、時間は決めない。何年かかってもいいから。ただし、喧嘩ごととかやめてくれよ。めんどくさいからな。」




こいつらは、気持ちを空気で表すのだろうか。




少しだけ、安心したような。軽くなった気がした。





私「…あぁ、すまん。私ばかり話してしまったな。朝餉だ朝餉。食うぞ、皆。」





こいつらの心情の動きが読めん。




さっきの暗い表情は、どこへ行ったんだ?やはり、電池を入れただけの、人形なのか…?





私は、自然と空いていた席に座って、知らん顔で朝餉が並べられるのを待った。

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ニャンコソバ3(プロフ) - 咲くやさん» ありがとうございます!!!違うアカですが本人です。更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2018年7月26日 8時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くて続きが気になります 更新頑張ってください。 (2018年7月26日 3時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
幸舞(プロフ) - 幸子さん» 返信、遅くなりました汗 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 20f1c47c0c (このIDを非表示/違反報告)
幸舞(プロフ) - 幸子さん» 楽しんでもらえてよかったです!ありがとうございます!!頑張ります笑 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 20f1c47c0c (このIDを非表示/違反報告)
幸子 - 今日初めて読んでついつい一気読みしちゃいました…刀剣乱舞についてあまり知らないのですが楽しめました(о´∀`о)Wi-Fiとの闘い頑張ってください!! (2018年6月24日 1時) (レス) id: f5f75bb811 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニャンコソバ x他2人 | 作成日時:2018年6月2日 23時

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