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…柔らかい光だった。
ピンクに黄色を混ぜたような可愛らしい明るい色。
歌…?
歌かはわからないが、鼻歌のような声…?が聞こえる。
…聞こえる…?
起き…!
私は目が覚めたことを喜ぼうとした。
だが、声が出ない。
驚いて手を見てみると、これまた驚いたことに手が見えなかった。
自分の存在がない。
そう理解して、普通は慌てるんだろうが、私は変に冷静だった。
そっかあ、私、ついに死んだかあ。
…無様な最期だったなぁ…。
私はため息を吐いた。
はあ、という声も、頭に反響するだけなんだが。
周りが見えてきた。
ぼんやりとした明るい光だけで、特になにもない。
!
声が聞こえる。
誰?という疑問はなぜかもたなかった。
その声が何を言っているのか気になったからだ。
すぐに、BGMのように鼻歌が聞こえてきた。
落ち着く声(?)で歌っていた。
「すべてにむかんしんだった」
鼻歌とは別に、声は話し出した。
「好きなものなんてしりたくなかった」
何を言ってるんだろう。
「無関心でいたら傷つかずに済むと思ってた」
たちまち私は無心になる。
「希望はたくさんもっていた」
「腕からこぼれ落ちるくらいにもってた」
「でも、すぐに知った」
「人に希望をもっちゃいけない」
「傷つくだけだ、って」
「それから、誰かのためになんて以ての他、一生懸命になることがなくなった」
伏せていた目を開けると、人がいた。
女の子。
光と同じ感じでぼやけていて、例えるなら、色鉛筆で描いた絵のようだった。
女の子は、横を向いていた顔を、こちらに向ける。
「それから自分自身を偽ってきた」
何ポエミーなこと言ってるんだこの女の子。
なんかこういう痛い言葉ネットにあげてる系女子かな。
「本当は、お…あさ…だっ…きだっ…」
ざ、ざざ、ざ
な、なに!?
目の前がじわじわと白くなり始めた。
白い絵具を垂らしているみたいに、じわ、じわ、と。
「…じめてこん…に誰かのため…思え…るんだ…ら!」
女の子は、必死に叫んでる。
「まだ途中で…!ちゃ…と聞い…!!」
…見知らぬ女の子に怒られるって言う。
もう視界が真っ白になる、というとき。
懇願するような涙声。
「なんで聞かないの?いつまで隠し続けるの?」
耳のすぐ横に女の子はいるのだろうか。
白くてか眩しくて見えない。
「神様方の神力で体を保ってる。自分を保たないと壊れるよ」
最後は抑揚がまったくなかった。
聞き覚えしかないその声は、最後だろうか。
低い声で脅すように言った。
「ね、私」
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名無し72555号(プロフ) - 名前は変えられないのでしょうか (2018年12月20日 15時) (
レス) id: 9d6d64100a (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - ニャンコソバ２さん» そうなんですか…!よかッたァ…(*´∇｀*)ホッ (2018年10月17日 20時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコソバ２(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!楽しんでもらえて何よりです。安心してくださいっ消しませんよ!^^ (2018年10月17日 20時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 面白かッたです!消さないで欲しいな… (2018年10月17日 19時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
qEeiLX354ujk3AQ(プロフ) - 千佳華さん» 千佳華殿。この作品は事故満ですぐ消すつもりだったが思った以上にhitしだしてどうしよう状態なんだどうしよう。 (2018年10月8日 0時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニャンコソバ | 作成日時：2018年9月5日 23時
