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だめだ、だめだ。
私の頭はだめだ、しか、自分の意識を保たせる言葉を見つけられなかった。
だめだ。まだ、なにも救えてない。
さにわさん、神様方。
笑顔、笑顔、笑顔。
呪文のように繰り返す。
だが、なにも変わらない。
逆に、悪い方向へと転がり落ちていた。
まるで、水の中だった。
目は開けているが、ぼやけている。
口と鼻、両方で呼吸しているつもりだけど、水に纏われているように息ができない。
自分の唾液で溺れそうなんじゃないか。
そんなことを思って笑おうとするが、塞がった耳に届いた音は、掠れた喘ぎ声と荒い鼻息だけだった。
だめだ、から、だめだなぁ、になって、やばいな。になった。
頭は冷静になってきたがそろそろ体がもちそうにない。
ここに来て、何回死にかけたっけ。
…これで三回目…かな?
さっきもこんな感じだったのかな。
意識保ってたら。
…一番、やばいんじゃないかなぁ。
荒い呼吸を繰り返すなか、ふと思った。
顕現した神様方は、目の前の死にそうな汚い人間を見てどう思われてるんだろう。
なんか、人間代表みたいで嫌だな。
人間のみなさん、ごめんなさい。
(笑)が付きそうなぐらいで思う。
はあ。なんて人生だったんだ!
.
耳が急に通った。
びっくりしてるとすぐに、吐き気…と咳の間のような感覚がきて、抵抗できずにはいた。
『う。が…ぁ』
え。
ぼやけている目に映ったのは赤。
ええええ。血ぃ吐いちゃったよ私。
え、吐血って病気じゃなけりゃ縁のないものだと思ってた!
ぎりぎり感覚のある親指で、掌をなぜてみる。
濃厚な水…みたいな。…牛乳?
そんな感じの感触で、ぬる、とした。
やっだ血だよ。
吐血したらだいたい死に至るという私のイメージ、実際死んだらどうしましょ。
耳だけ通ってるが、何かを聞こうという気はないので無意味だった。
まあ私死なない説あるしな。
きっとどうにかなるって。
…うん。
私は何の根拠もないことを信じて、目を閉じた。
実は、だな。
私はもう倒れていた。
頬にあたる床のタイルが冷たかった。
感覚なくなってから吐血したとき肘が曲がって腕を持ち上げたのには驚いたけど。
ま、なんちゅう状況でなに考えとんねん。
ってやつだね。(?)
さあ、次目が覚めたら奇跡だ。
さよなら!
口角をあげた。
それから、真っ暗になった。
それから────
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名無し72555号(プロフ) - 名前は変えられないのでしょうか (2018年12月20日 15時) (
レス) id: 9d6d64100a (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - ニャンコソバ２さん» そうなんですか…!よかッたァ…(*´∇｀*)ホッ (2018年10月17日 20時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコソバ２(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!楽しんでもらえて何よりです。安心してくださいっ消しませんよ!^^ (2018年10月17日 20時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 面白かッたです!消さないで欲しいな… (2018年10月17日 19時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
qEeiLX354ujk3AQ(プロフ) - 千佳華さん» 千佳華殿。この作品は事故満ですぐ消すつもりだったが思った以上にhitしだしてどうしよう状態なんだどうしよう。 (2018年10月8日 0時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニャンコソバ | 作成日時：2018年9月5日 23時
