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『あ、あの、薬研さん』
私と男性(蛇)、薬研さん、というふうに向かい合って座っているんだが、薬研さんが絶賛お拗ね中なのだ。
前のさにわさんのときはどんなことしてました?とか、写真とかあるんですね〜。とか、言ってみたけど、私の目を見て動かない。
くっ…。私は何をしているんだ。
薬研さんのご機嫌取りとかしてる場合じゃないでしょ。
こうなったらもう一回、挑発するしかないな。
って待って待って。
『ちょ、どこ行くんですか!』
するするーとどこかへ行ったのは、男性(蛇)だ。
あああああ、私の救世主(かっこ笑い)!
振り向くこともなく縁側から外へ落ちていった。
男性がいない今、挑発していいのだろうか。
だが、このお拗ねマンをしゃべらせるにはこれしか思い付かない。
いや、でも薬研は最初に会ったとき首にじわじわ刀刺してきた方だからなぁ。
『おちびさん、話しましょうぜ』
ぴりっ、と空気がどうかなる音が聞こえた。
ふざけすぎた。
そんな後悔をする暇もなく、それは起こった。
「少し口が超えすぎてないか?嬢さんよ」
床ドンと言うやつか?これ。
いや、頭は薬研に支えられ、床についてないから…とかはどうでもいいんだ。
あのな、薬研さんの指がな、私の唇に当てられてんだ。
キュンとするとか以前に怖い。
私は男の人が怖い。
薬研の目が、視線が、口角のあがりようが、怖い。
何を言ったら離れてもらえる?
すいませんでした?
離れてください?
もう二度と言いません?
わからない。
口を開けない。
口角はあがっているが、目が笑ってない。
そんなに背を気ににしていたのか。
一瞬にして過ぎ去っていった言葉に、震えた。
薬研は真顔になり、低い声をさらに低くして、言う。
「俺はな、人間から下に見られることが一番嫌いなんだよ」
指が、口から離れる。
安心して、体を起こす。
薬研が向こうを見て、言った。
「俺で助かったな。まぁ抵抗されてたら…な」
振り返り、にこりと微笑を浮かべる。
???
頭にはてなが浮かびまくる。
う、嘘う。
ここって、まさか?
あっ…。
すぐに察した私は、鳥肌が立った。
まてまてまて。
ってことは服変えてもらったときなんかされた?
嘘だろおい。
「ご安心ください。服は私が用意させていただきました」
あ、そうですかいつのまにいたんですかありがとうございましたもう少し早く来てほしかったです。
この本丸にいて大丈夫なのか不安になった私であった。
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名無し72555号(プロフ) - 名前は変えられないのでしょうか (2018年12月20日 15時) (
レス) id: 9d6d64100a (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - ニャンコソバ２さん» そうなんですか…!よかッたァ…(*´∇｀*)ホッ (2018年10月17日 20時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコソバ２(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!楽しんでもらえて何よりです。安心してくださいっ消しませんよ!^^ (2018年10月17日 20時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 面白かッたです!消さないで欲しいな… (2018年10月17日 19時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
qEeiLX354ujk3AQ(プロフ) - 千佳華さん» 千佳華殿。この作品は事故満ですぐ消すつもりだったが思った以上にhitしだしてどうしよう状態なんだどうしよう。 (2018年10月8日 0時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニャンコソバ | 作成日時：2018年9月5日 23時
