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すぐに涙は止まった。
濡れた頬を拭い、思う。
たくさんの、神様方がいる。
今も同じ方たちなのか、わからないけど。
たぶん、大半の方たちは、くそ女に殺されてる。
あるのかな。
どこかに。
刀。この、ファイルの中にいらっしゃる、神様方。
よし。
開けっ放しの引き出しの、元あったところに、ファイルを滑り込ませる。
目標ができた。
このなかの皆さんを顕現させる。
そして、きっとあの骨壺は、くそ女の前のさにわだろう。
その方を、どうにかこうにかする。
死んだ方に、何ができるのかわからないけど。
タイトルをなぞる。
こんなに、楽しそうだったんだ。
もう一度、その幸せを。
叶えるためには私が死んでいいようじゃだめだ。
絶対死なない。
そして、殺させない。
私がここまで来てるんだ。
やっと、スタートライン。
ま、たどり着けなかった池でふやけてたやつには申し訳ないけど。
引き出しの中の、ファイルを出す。
全て私の横に置いたのを確認して、引き出しを覗き見た。
なにもないね?よし。
二段目も、一応。
錆びてるハサミとかはそのままで、使えそうなペンケースやらペンやらを厳選して、ファイルの上に置く。
一段目。
笑顔の写真だけをとる。
けっこうな量だ。
髪を結ぼうと思って持ってきたゴムで緩く束ねる。
あの水(ぼうふらがいそうな浴槽)に一緒に落ちたやつだと思うと少々申し訳ないが、そこは目を瞑っていただきたい。
そこまでして、思い止まった。
私は今から、机を穴に落とそうとしていたのだが、下の刀を思い出した。
あそこにファイルの中の方がいたらと思うと、机なんて落とせない。
かといってそのままにしとくのは危ないし、神様方を顕現させに落ちるのは勘弁だ。
なんどもガコンガコンうるさい音をならして開いては閉じるのを繰り返している穴を見る。
…考えるのは苦手だ。
本日二度目のやけくそを発揮し、机を倒す。
なんかあったわ。
机の引き出し近くにコードのようなものがあった。
え?あのでかい穴、電気で動いてたの?
え、電気繋がってるの?ここ。
コードを目で追っていくと、コンセントがあった。
…。
あのでかい穴はコンセントで動くんだ??
『んだよ雑魚が』
コンセントを抜く。
抜いた瞬間電気バチバチ来るのかなやばいなってなったけど、すんなり抜けた。
私の苦労返せくそが。
苛立って振り返ると、薬研と男性が私を見ながら笑っていた。
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名無し72555号(プロフ) - 名前は変えられないのでしょうか (2018年12月20日 15時) (
レス) id: 9d6d64100a (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - ニャンコソバ２さん» そうなんですか…!よかッたァ…(*´∇｀*)ホッ (2018年10月17日 20時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコソバ２(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!楽しんでもらえて何よりです。安心してくださいっ消しませんよ!^^ (2018年10月17日 20時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 面白かッたです!消さないで欲しいな… (2018年10月17日 19時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
qEeiLX354ujk3AQ(プロフ) - 千佳華さん» 千佳華殿。この作品は事故満ですぐ消すつもりだったが思った以上にhitしだしてどうしよう状態なんだどうしよう。 (2018年10月8日 0時) (レス) id: c7b4c89e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニャンコソバ | 作成日時：2018年9月5日 23時
