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死ぬ寸前まで走り終わったあとのパァン! ページ10

「「「「お、終わった……」」」」
辺りはもう真っ暗だ。



ドサッ。
後ろを見るとサシャが倒れていた。
「さ、サシャちゃん!?」
「アツシ…私はもう無理です…もっと、美味しいものを食べたかっ…た…」
「え、えっと…きゅ、救急車?」
「敦くん、ここに救急車はないよ」


そんな茶番を繰り広げていると足音が2つ近づいてきた。
と、同時にサシャが顔を上げ……


「ぎゃあああああああ!」

ものすごい勢いで近づいてきた女の子に飛びかかった。
尻餅をついてしまった女の子にすかさず敦くんが駆け寄る。


「パァン!!」
「煩い、芋女」
「あれ、芥川くんじゃないか。どうしてここに?」

太宰さんにこれを届けに、と差し出したパンを目にも留まらぬ速さでサシャが奪う。
ありゃ、私もお腹すいてたのに。

「貴様……」
突如芥川くんのジャケットが変貌した。
拙い。

「芥川くん、ここでは人を傷つけるな!」
間一髪、サシャの喉笛が噛みちぎられる前に芥川くんに触れた。
同時にジャケットが元に戻る。


「え……え?」
「あぁ、吃驚させて済まないね。私は太宰治、君の同期だ。君は?」
「わ、私はクリスタ・レンズ……」


ナンパすんじゃねぇぞ女たらし、という中也を軽く流して立ち上がる。
「さぁ、夜も遅いしもうそろそろ宿舎に戻ろう」
「ま、待って……この子、運ばないと……」
「!じゃあ私が運ん「待てよ、包帯男」


女子の宿舎に入ろうって魂胆が見え見えなんだよと、吐き捨てると唐突に現れた目つきの悪いそばかすの女の子はずかずかとクリスタに近づき、サシャを軽々と持ち上げた。









なんか変な子が多い……
「僕達もそろそろ宿舎に戻りましょう」
「…そうだな。おい、芥川。宿舎はどこだ?」
「こちらです」

「芥川くんにそんなあだ名をつけた君たちは多分大物になるねぇ。」「いや、気持ち悪いですよ」「貴様を殺す」→←・



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ゆきな(プロフ) - 何かライナー達太宰さん殺そうとしそうだな〜(まぁそんなことしようとしたら私が削ぎに行くけど←)…これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年6月23日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ノリノリヴァイ兵長 - 続きが気になって夜しさ眠れない (2019年5月17日 22時) (レス) id: 774b26561f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - えっ?!あれズラなの?まあ、そういうことにしときましょうか(^○^)←これからも頑張って下さい(まだ崩壊するんですか?) (2017年7月5日 0時) (レス) id: c10de46325 (このIDを非表示/違反報告)
フリスク(プロフ) - ひかるさん» ありがとうございます!!!亀更新ですが飽きずに見てやってくださいwえ?ヅラジャナイノ??ww (2017年6月24日 22時) (レス) id: 924594deae (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - ヅラヴィンwwwwwww更新頑張って下さい\(^o^)/ (2017年6月24日 20時) (レス) id: c10de46325 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フリスク | 作成日時:2017年5月26日 21時

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