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「あんた誰なの？」
少し恐怖を覚えながら威嚇するように聞いてみた
『高橋Aだよ。渡辺翔太くん』
彼女は真っ直ぐ俺の顔をみていた
ダメだ、全然思い出せない
名前しってるってことは面識あるかファンだよな。どうしよ
「なんで俺の名前しってんの？俺ら知り合い？俺のファン？」
『んー、どっちかというとまだ知り合いではないし、別に私翔太のファンでもないよ』
なんだその答え
頭おかしいタイプ？
「どういうことだよ!説明しろよ！」
『私もよく分かってないんだけど、とりあえず今日って何年何月何日？』
「２０１２年１０月４日だけど、なにその質問」
『あーなるほど。そういうことね。これが夢じゃなければ
・
私は未来から来た、、、、ことになるのか』
は？何言ってんの？
「証拠は？」
『えーそんなこと言われても私もよく分かってないんだもん。
とにかく今日は寝ない？明日仕事は？』
「午前中だけだけど
え、まじでうちで寝んの？」
『だから行く場所ないんだって。仕事に支障でたら困るからさっさと寝る！』
「いや無理でしょ！知らない女が頭おかしいこと言ってるのに寝れる？」
『さすが尖ってる時代だけあって当たり強いな笑
じゃあ一つだけ未来のこと教えてあげるからそしたらとりあえず今日は寝てくれる？
翔太寝不足だと肌荒れるから』
「なに、どんなこと教えてくれんの？」
『聞くってことは今日泊めてくれるってことでいいの！？』
まあ、こんな時間に外に追い出すほど鬼畜じゃないし、女なら最悪力では勝てる
「うん、いいよ。」
『中島健人とドラマ決まるよ』
「なにそれ、メイン？」
『知らないってことはまだやってないドラマなのか！
正直いつやってたか覚えてないんだけど、サブメインってとこ？
主演は中島だけど、翔太が主役になれる回もあるよ』
後輩が主演のドラマ？またバーター？
『はい、教えたんだから寝よ！
私ソファ借りるね。もし私のこと不安ならテープでぐるぐる巻きにしてもいいよ？』
嘘をついている感じもしなかったので
「いいよ、そんな趣味ないし。」
とだけ言い残して俺は寝室に入りドアを閉めた
一応金目の物や貴重品だけ鍵のかけられる箱に入れて、これは何かの夢だと言い聞かせて眠りについた
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あさ - お話読ませていただきました！すごく切なくて暖かい、、とても惹かれました(T_T)これからも応援しています！お体に気をつけてください！ (2020年12月24日 17時) (
レス) id: 08f6e5c23f (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃいいですねー(T_T)応援してます！ (2020年11月13日 22時) (レス) id: f2f31fca64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かもネギ | 作成日時：2020年10月10日 2時
