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グツグツ煮える鍋を二人でつつく
これぞ冬の醍醐味
って言ってもまだ10月後半だけど
「あ、そういえば、来週の月曜ふっかと照と遊び行くんだけどAも来る？
ふっかがお前連れて来いってうるさいんだけど」
『んーどうしよっかなー
まあみんなの後ろについて行くだけならそんなに影響ないのかな？
あ、でも着て行く服もないしいいや笑
楽しんできて！』
「ちょっと待って」
忘れてたリュックの中から少しグシャッとなった紙袋を取り出した
「これ、、なんか、目に入って、、、」
恥ずかしくてもごもご喋りながらAの前に差し出す
『え！なに！？くれるの！？』
そう言って袋からワンピースを出すと
なぜか彼女の顔がこわばり
涙目になっていた
「えっ！ごめん！気に入らなかった！？」
まさか泣くほど嫌がるとはさすがに俺も傷つくし申し訳ない
『違うの、、これ、私に選んでくれたの？私のために？』
「うん、Aに似合うかなって思って
っていうか、それを着たAを俺が見たかったっていうわがままだから
ごめん、気に入らなかったなら妹にでもあげる」
そう言ってワンピースを取り返そうとするけどAは離さなかった
『違うの、本当に、ただ嬉しくて
それと、ごめん』
何に謝ってるのかは分からなかったけど涙を拭いて嬉しそうにニコニコワンピースを眺めてるAをみたらなんでも良くなった
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あさ - お話読ませていただきました！すごく切なくて暖かい、、とても惹かれました(T_T)これからも応援しています！お体に気をつけてください！ (2020年12月24日 17時) (
レス) id: 08f6e5c23f (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃいいですねー(T_T)応援してます！ (2020年11月13日 22時) (レス) id: f2f31fca64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かもネギ | 作成日時：2020年10月10日 2時
