俺らの夢～arashi～ (ページ7)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:24,119 hit

６．ページ7

翔side

俺らの撮影は、とりあえず終わった。

今日の分を今度さらに追加して撮るらしいけど。

楽屋のドアを開けると、智くんが電話していた。

智「うん、わかった。じゃあ。」

翔「誰？」

智「ニノ。今からこっち来るって。」

潤「何で？」

智「わかんないけど、詳しくは言ってなかった。」

翔「ふ～ん・・・」

この時は軽くしか考えてなかった。

けど、そんな気持ちも2人が帰ってきてからすぐに飛んだ。

和也「お疲れです。」

翔「お疲れ、ニノ。」

潤「おう。」

智「相葉ちゃんは？」

和也「今来ます。」

そして、明らかにテンションが低い相葉くんが入ってきた。

和也「あのね、みんな。」

雅紀「俺が言うよ。」

和也「でも・・・」

雅紀「大丈夫だから。あのね、みんな。俺さ・・・

　がんなんだって。」

・・・は？

最初、相葉くんが言っている意味が分かんなかった。

冗談なんじゃないかって。

潤「嘘だろ？」

雅紀「ホント。でも、初期だから治療すれば治るって。
　今から事務所言って話してくる。今後の事とか。」

智「・・・」

雅紀「だけど、みんなに1つだけお願いがあるんだ。」

翔「・・・何？」

雅紀「俺治療が長くなるかもしんないけど、
　絶対の絶対に、4人でも活動つづけてね？」

潤「・・・」

翔「相葉くん・・・」

智「・・・わかった。てか、みんなで事務所行かない？」

雅紀「え？」

和也「賛成。」

潤「俺も。」

翔「じゃあ、今から行くか！！」

智「よし、早く行こう！！」

雅紀「みんな・・・ありがとう！！」

その時の相葉くんの嬉しそうな顔。

久々に、心からの笑顔を見た気がした。