さんじゅぅにい。 ページ34
紫
「...はい、勝手ながら、保護させて頂きましたので、いつでもよろしいので、話し合いに来ていただきたいのですが、日にちはいつがよろしいでしょうか。」
望くんと念のためお姉ちゃんを保護して児相に戻った。
「...わかりました。明日の朝一ですね。はい、すみません。はい、では明日お願いいたします。はい、失礼します。」
電話を切ってから淳太が手当てをしとる医務室に戻った。
「淳太どう?」
黄「だいぶ酷いと思う。これとこれは多分蹴られたやつやな、背中にも痣あるし、それに...」
そう言って望くんの手首を淳太が撫でた。
「それに、?」
黄「...自分で手首掻きむしったりしとる...相当精神的にもしんどかったんやと思う...」
スヤスヤと眠る望くんの頭を撫でた淳太の顔は今まで見た中で1番しんどそうやった。
「淳太が医学系行ってて良かったわ。ありがとな。」
黄「ううん。俺にはこれしか出来へんから...」
そう言って俯いた。淳太も望の親とまではいかへんけど、それなりに厳しかったから、自分に重ねとるところもあるんやろな。
「淳太お疲れさん。俺見とくから、一回寝とき?明日の朝まともに喋れんで?」
黄「ん、照史どこ、?」
「応接室やで。迎えきてもらうか?」
黄「ううん。ええよ、自分でいける。」
そう言って淳太は医務室を出て行った。
「...よく頑張ったな。」
望くんのことは深くは知らんけど、ここまで酷い親は久々に見た。そう思いながら望くんの頭を撫でていると、
ガチャ)
ドアが開いた音に反応して入口を見るとしげちゃんが立っていた。
「どないした、寝れへん?」
赤「...俺ここで寝てもええ、?」
「...ええよ。望くんのこと見ててもらってもええか?俺他の子見回りしてくるわ。」
赤「...おん。」
しげちゃんはきっと今は望くんと向かい合いたいんやろうと思い、部屋を出て2人きりにしてあげた。
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ともん(プロフ) - ニコニコさん» はじめまして。コメントありがとうございます。作品が気に入っていただけて何よりです。このお話の伸びがいいので、続編を作ろうかなと思ってます。もう一つの作品の状況を見つつになると思うので、もう少々お待ちいただけると嬉しいです。 (2021年9月24日 23時) (レス) id: a4df576b0b (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - 初めまして。この作品が大好きです!もしよろしかったらこのお話の続編が見たいですよろしくお願いします🙇⤵️ (2021年9月24日 23時) (レス) @page45 id: 43a86f40a2 (このIDを非表示/違反報告)
ともん(プロフ) - はじめまして。コメントありがとうございます!お気に召したようで良かったです。続編についてもう少しこのお話の反応を見て、考えていきますね! (2021年9月23日 19時) (レス) id: a4df576b0b (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただきました。ありがとうございます!もしよろしければですが、続きを書いていただけないでしょうか?無理はなさらず頑張ってください (2021年9月23日 19時) (レス) @page45 id: 67f5d95417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ともん | 作成日時:2021年8月30日 15時