明日、人生が終わるなら。2 (ページ18)

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「それじゃ廉くん、またね」

「おん、また」

怜央にお母さんのことを話すと、
「俺もお見舞い行きたい」と言ったもんだから。

これから怜央と家に帰ることにした。

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「ただいまー」

「うわ、めっちゃ懐かしい！」

家具の配置とか全然変わってないじゃん！
ってなぜか興奮気味の怜央。

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「 …3時か。5時までには涼も帰ってくるはずだから、それまで待ってて」

「お、涼！懐かしいなあ」

よく遊んでくれてた怜央にとって、
涼は自分の弟のようなもの。

大きくなったからびっくりするだろうな。

.

そんなこんなで色々話して30分。

私の携帯に、一本の電話が入った。

.

「もしもし…あ、はい。お世話になります
……え、本気で言ってます？」

嘘だ、

「今から、…行きます」

嘘だって、

・

「ちょ、どこ行くの？ふらっふらじゃん」

「 …病院。涼帰ってきたら、…一緒に待ってて」

ついていく、って言いたそうな顔をしてるけど
私の顔を見て何かを悟った怜央。

静かに、「いってらっしゃい」と呟いた。

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