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伊沢さんに会う度、





何回も話をしようと誘われるようになった。





その度に何回も口実を使って断る。





その繰り返し。





正直、伊沢さんに失礼だとは思うけど。





でも行ってはならない気がするんだ。




正午のカフェテリア、一人でコーヒーを飲む。




この時間が一番好き。




「Aちゃん」




「…伊沢さん」



急に声をかけられ、思わず立ち上がってしまった。




目の前に伊沢さん、後ろに机。




「どうしたんですか?」




そうは聞くが、大体なんのことかは予想できる。




あまり面倒なことには関わりたくない、






「少し話したいことがあってね、これから時間あるかな?大したことじゃないんだけど…」




突然だが、伊沢さんはとてもいい先輩である。




会ったときはちゃんと笑顔で挨拶をしてくれて、




気配りも人一倍してくださる。




彼の友達がとても羨ましく思うくらい。




「いいですよ。」




伊沢さんの誘いは何回も断っていたから流石に申し訳なかった。





…本当は行きたくないのだろう。





背中の後ろで指がトントンと一定のリズムで机を叩いているのが分かった。




「まじで…!?ありがとう!」




「じゃあここだと話しにくいし、他のところに移ろうか!」




伊沢さんは笑顔でそう言って私の手を引いてくれた。




また断られると思っていたのか。





「ここなら良いかな。」




連れてこられたのはあまり人の通らないところ。




嫌な予感しかしなかった。




あの時同情した私が馬鹿みたいに。




「単刀直入に言うね」




「はい」



あーあ、




「君のこと、教えて欲しいんだ。」









来なけりゃ良かったな。

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おれを@コメ専用(プロフ) - れもん味さん» ありがとうございます^^とても励みになります!グダグダな話にはなりますが、これからも応援よろしくお願いします!^^ (2018年11月22日 0時) (レス) id: 1ca3bc7ae9 (このIDを非表示/違反報告)
れもん味 - すっごい面白いです!主人公のミステリアスな感じが好きです!更新頑張ってください! (2018年11月19日 17時) (レス) id: 2102dbe1ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おれを | 作成日時:2018年11月13日 22時

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