彼がプロポーズ！？〜あの二人のラブラブ新婚生活！！

うれしいおさそい ページ7

(作者)そんな矢神くんの決意を知らないモモは、のんきに書道をしていた♪

モモside

コンコン。

窓のノック音。

顔を向けると、やっぱり匠くんだ。

わたしは筆を止めた。

「匠くん、おはよう。どうかした？」

「……モモ。今週の土曜日、空(あ)いてるか」

「え？空(あ)いてる、けど。用事はなかったと思うよ」

急な彼の質問に、きょとんと答えるわたし。

「……そうか。じゃあ、その日、二人で出かけないか？」

……えっ。

え？

今、ナントイイマシタ？？

「えっ……、えぇぇぇぇぇぇぇっっ！？」

朝の空気に、わたしの絶叫が響き渡る。

そ、それって、デデデデデートッ、だよね！？

頭パニック状態で彼を見ると、彼の頬も赤みがかっていて、はにかんでる。

「モモ、ダメか？」

ちょっと不安そうな彼の顔。

わたしはブンブン、超高速で首を横に振った。

「ダメじゃないよ、ダメなわけない！ いいいい行きますっ！ 行かせてください！！」

真っ赤な顔で、そう答えたら。

匠くんは、安心したように優しく笑った。

「ありがとう。じゃあ、土曜の朝九時、おれたちの家の前な」

「う、うんっ。楽しみにしてるね！」

彼はわたしに笑顔を残して、いったん部屋に引っこんでいった。

土曜日、楽しみすぎる……っ！

…………服、どうしようかな。

さそえてよかった→←ざつだーん！

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