俺夜兎の姫ーその後2ー

デートー5ー ページ47

そんなこんなで、遊園地である。←


思いの外遊園地は遠く、もう日がくれて

そこら辺、カップルばかりである。




貴)定、番・・・・・だけど、いい。




威)でしょ♪^^


でもさ、そこらじゅうカップルだらけだとさ

なんか気分悪いから、観覧車のって

終わりにしたいんだけど、良い？^^



貴)うん、そのくらいが良い。




ーーーー



貴)やっぱ高いところから見下ろす街は、

いつでも綺麗だな・・・・




威)そうかな？


日頃宇宙を見てると、このくらいなんでもなく

感じちゃうな・・・・・



貴)なら、初心にかえってみて。

私も、人並みの喜びを知りたいときは

初心にかえるようにしてる。


そしたら、いろんなものがすんなり受け入れられる。


そしたらきっと、毎日血を浴びて戦うしかない

夜兎族だって、新しい何かを知れるはず。


私は、そう信じたい。


だから、彼女からのお願いだ。


信じて・・・・・・？




威)もちろん、信じるヨ^^


それに今の言葉、夜兎族の姫としての

考え方とかも入ってたっぽいし^^


それが紅蓮さんや、あの本当は優しすぎる

零さんの教えなら、俺もしっかり引き継いでいくヨ。




真剣で真っ直ぐな神威の瞳は、Aと


これからの未来を歩む覚悟を決めた言葉に

聞こえた。





貴)・・・・ありがとう。


でも、いつお父さんの話を・・・・？




威)紅蓮さんから聞いたんだヨ。


年寄りの昔話に付き合いなさい！って^^


でもあんなことがあっても、ニコニコしてる

紅蓮さんは本当にスゴいよネ。


俺たちもあんな夫婦になりたいネ^^





貴)うん・・・・・


絶対、なろうな。









江戸の夜景を背景に、二人の唇が重なった。

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