Scramble Road－２－ (ページ50)

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秘めた恋心。ページ50

モトキから連絡をもらうまで、シルクは、Aのことを気にかけていた。

(シルク「A、また何かあったのかな・・・」)

すると、モトキから連絡。

【モトキ「シルク？Aがおかしかったわけ、わかったよ」】

シルク「何があった？」

モトキから、Aの様子と言われたことを聞くと、シルクは大きなため息。

シルク「あいつはさ、本当にお前を振ったこと、ずっと気にしてんだな」

【モトキ「俺も悪いとは思ってる。けど、好きなものは好きでしょうよ。・・だから、シルクにお願いなんだけど」】

モトキのお願いにシルクは、目が点になる。

そのお願いは『いつもより、Aと接触すること』

【モトキ「俺が不安にさせてるからさ、シルクがそれをとって欲しい」】

シルク「え？それだけ？」

本木に言わせれば、シルクは学校でAと接触しないように無意識にしているように見えるそうだ。

シルク「俺もあいつもベタベタすんの、あんまり好きじゃないっていうか・・・。人の目気にしてるっていうか。」

【モトキ「それは知ってる。気がついたときでいい。Aと話すようにして」】

モトキらしい、優しさ。Aにもシルクにも、優しい。

【モトキ「俺が入る好きがないくらい、Aを安心させてほしいんだ。じゃないと、Aの暗い顔、見ちゃうし・・・。」】

モトキの意図を汲んだシルクは「わかったよ、安心しろ、その約束は守るから」といって電話を切った。