不機嫌 ページ35
ンダホの声に4人が振り返ると、しょうことにこにこ顔のンダホが歩いてきた。
ダーマ「うかれてんな、ンダホ。」
マサイ「・・・あれ、みてみ。」
マサイが指差す方向を二人が見ると、すぐに理解したのか、「あ」という声をだした。
A「今ね、あの二人の人気すごいねって話てたの。」
Aの落ち着きぶりにンダホもしょうこも驚いた様子。
A「今日はお祭りみたいなもんだからね。告られるくらいで怒ってたら、しんどいよ」
ンダホ「いいわけ?それで。」
6人がシルクとモトキの成り行きを離れたところから見ていると、女の子たちが離れていくのが見えた。
ダーマ「よう、人気者」
ダーマの声にシルクとモトキが振り返ると、二人は機嫌が悪い。
シルク「なんだよ、見てたのかよ」
A「なんでそんなに機嫌が悪いかなー?あの子達になにか言われた?」
Aが冷やかし半分、心配半分で聞くと、シルクとモトキは更にぶすっとした表情を見せた。
ザカオ「シルクだけじゃなくて、モトキも機嫌悪いって、相当だよね。何があった?」
二人は顔を見合わせて、ポツポツと話し始めた。
モトキ「・・・俺は、『Aはシルクの彼女なんだから、他の子にも目を向けたら?』って・・・。」
シルク「俺は、『Aより、もっといい女子はいるよ』って・・・。」
彼女らの勝手な言い分に他のメンバーやAは、呆れたため息を漏らす。
A「まあねぇ・・。言われればそうなんだけどさ。シルクとモトキを怒らせてまで言うことかねぇ・・・。」
ダーマ「何?そのおばちゃんのような、他人事のような言葉は。」
Aの落ち着いた発言に、メンバーは逆に驚いた。
マサイ「まあね、シルクが目立つのはわかるけど、モトキもモテるもんね。」
ンダホ「でもさ、客も言えると思うけど。『もっとかっこいい男子がいるだろー』って。」
ンダホの言葉にシルクとモトキが「そうなんだよ!!」と同調する。
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作者名:danchan | 作成日時:2020年3月8日 16時