検索窓
今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:12,706 hit

見守ること ページ26

<MOTOKI Side>
A「モトキ君のことは、大好きだよ。だけどね、それ以上に好きな人がいるんだ」

そういって、泣き笑いの表情で話すAにモトキは胸が痛かった。

モトキ「Aごめん、オレのせいで」

思わず、モトキはAをハグする。

Aは一瞬体をこわばらせたが、モトキがうつむいてしまっていたので、

ややあって、モトキの背中に温かい手の感触があった。

A「モトキ君のせいじゃないよ。私自身が考えたことだから。・・結局モトキ君に寂しい思いをさせちゃった・・。私こそ、ごめんなさい」

そういって、Aはモトキの体を話し、顔を下から覗き込んだ。

A「モトキ君こそ、振られた相手に毎日会うのって、つらいんじゃない?」

モトキはAの言葉にちょっと驚いた。

モトキ「いや、そんな・・・ことはない‥と思うけど・・・。」

モトキはちょっとだけ、考えて、いつもの笑顔を作りつつ、Aに話す。

モトキ「・・・シルクとじゃれてるの、見るのは、ちょっと辛いかな」

Aは思わず笑ってしまった。

A「多分、私より、みんなのほうがシルクとじゃれてるんじゃない?っていうか、シルクがみんなにじゃれついているって感じかも」

その言葉にモトキとAはお互いを見て笑った。

ひとしきり笑った後、モトキがある提案をした。

モトキ「ね、このままシルクが部活終わるの待って、一緒に帰らない?」

Aはにっこり笑ってうなずく。

A「いいね、そうしようか。それまで時間あるし、わからないとこ教えて。」

日常へ→←改めてのきもち



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:danchan | 作成日時:2020年3月8日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。