反撃＊３＊ ページ20
自分の教室に戻ると、みんなが待っていてくれた。・・・みんなの輪の真ん中に誰か座っていた。・・・バスケ部のマネージャー。
ンダホ「お疲れ。・・・今回の首謀者」
ンダホが女子マネを指さすと、下を向いたまま、びくっとなった。
シルク「・・・やっぱ、お前か。だろうな。」
ぺけたん「え？わかってたの？」
モトキ「話を聞くと、たどり着くのはここしかなくってね」
ダーマ「シルクのことに関しては、わかるんだけど、モトキの件はどうなんのよ？」
シルク「・・・オレ、部室でモトキがAに振られた話をしたことがあってさ。おおかた、それを聞いてたんじゃねーか？」
そういうと、また女子マネはびくっとなった。
あゆみ「連れてきたよ」
あゆみが連れてきたのは、男女バスケ部のキャプテンとせりな。
シルクが事情を話すと、腕を組み、４人で考えていた。
男子キャップ「・・・悪いんだけど、シルク目当てでマネージャーしてるんだったら、すぐにマネージャーをやめてもらいたい。これは、キャプテンとして言ってる」
女子マネ「だって、シルク君のこと、見ていたいんです」
せりな「それはおかしいよ。部のマネージャーでしょ？シルク君専属じゃないんだから。」
シルクは女子マネの前にすっと出て、ゆっくりした口調で話し出した。
シルク「みんなのいる前で、もう一度、はっきり言う。・・・オレはお前とは付き合えないし、興味もない。オレにはちゃんとオレのことを考えてくれる彼女がいる。だから、オレの前をちょろちょろしないでくれ」
そういうと、女子マネは、うつむきうなだれた。
女子マネ「・・・なんで？どうして？・・・」
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作者名：danchan | 作成日時：2020年3月8日 16時
