Scramble Road -Ver. ZAKAO- (ページ6)

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チャンス！ページ6

２～３日たった後、さおりが移動途中のAに声をかけてきた。

さおり「Aちゃーん、数学のノート、貸してー。６８ページって終わった？」

A「あ～、終わったけど、うちのクラス２時間目が数学だから、そのあとでいい？」

さおり「うん、借りに来るねー」

そういうと、さおりは急ぎ足で去っていく。

Aも教室に戻ると、すぐにザカオの所へ行った。

A「ザカオ君、数学の後、さおりがノートを借りに来るらしいんだけど、シルクかモトキ君のとこに来れないかな？」

そういうと、自分の席に戻る。・・・すると、後ろのシルクがボソッと言った。

シルク「Aのおせっかい」

Aはその言葉に「え？」とシルクの方を振り返った。

A「あ、やっぱりわかってる？私さ、おせっかいかな？」

シルクは大きく「はーっ」とため息をつくと、大きく伸びをして言う。

シルク「オレもザカオから聞いてるけど・・。ま、友達増やすだけだろ？オレらじゃできねーもん」

シルクの言葉にAが苦笑い

A「シルクも、大事な友達の恋路の協力はしてくれるんだよね？」

Aがそういうと、シルクは「しゃーねーなー」と笑った。