検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:37,019 hit

28 ページ30

A「・・・ここまで話しといて思ったんだけど、私、すっげーわがままじゃない?なんか、思わせぶりの嫌なおんなじゃない?」

そういうとAは残りのビールを一気に飲んだ。

シルク「そうかもな。二人の男を手玉に取って、自分は付き合う気はないって言っちゃってるんだもん」

シルクは鼻で笑うと、こっそりAを盗み見た。・・・Aは何か考えているのかもしれない・・・そんな表情をしていた。

シルク「ま、オレ的には、どっちか傷ついてもいいから、選んでほしかったけど。メンバー的には、オレらのことまで考えてくれたんだろうなって思ってる。」

Aはシルクの言葉に思わず突っ伏した。

A「シルクー。そのことわかってくれてるだけで、救われるよ。ありがと」

泣きそうなのか、Aから少し甘えた声がした。

シルク「甘えた声をだしてんじゃねえ。柄にもねえし。オレじゃなくて、マサイかモトキかに甘えろよ。呼んでやるから。」

そう言ってシルクがスマホを取り出すと、Aはガバッと体を起こす。

A「やめてよ。どっちか呼んじゃったら、本当に甘えそうだし。シルクだから言えることもあるんだし。」

Aの慌てた様子にシルクは思わず声を上げて笑った。

シルク「わかってるって。こんな時じゃないと、お前、本心言わないからさ。」

シルクはまっすぐ向きなおすと、声のトーンを押さえてAに話した


シルク「お前が決めたことだから、口出しはしないけど、つらくなったら言えよ。」

シルクのやさしさに、Aはちょっとだけ涙声になる。

A「シルク、ありがとう」

どーも、作者でございます 参→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。